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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

23/12/02(Sat) [長年日記]

Warmothのネック リシェイプ

ご無沙汰だったHSHのストラトを久々に出して弾いてみたらやっぱりネックがすごく太く感じる

昔友人のアーニーボールのEVH(AXIS)を弾かせてもらったらすごく弾きやすいグリップで、その後でWarmothのネックを買う時に同じグリップを期待してこのWolfgangシェイプを選んだら、ナット幅の関係かそれとも単に仕様なのか全然太さが違って、慣れるのに大変だった

昔よりはいくらかDIYスキルも上がったし、今回これを自分が弾きやすいようにリシェイプしてみることにする

 

Wolfgangは非対称のプロファイル 親指側がD、反対側が現在一般的なCに近いシェイプだが、Warmothのはそれがあまりに極端 本物もこんななんだろうか

とにかく親指側の過度な膨らみがジミヘンスタイルや親指ミュートの際にとても邪魔になるのでその部分を重点的に削っていく そこさえ薄くなれば弾き心地が格段に良くなるハズ

 

荒目のドレッサーでシャコシャコと大まかに削ったら、普通の金ヤスリで細部を整形

非対称の厚みの頂点はキープしたまま、1弦側6弦側どちらのサイドもなだらかなCシェイプにしていく

 

最後にペーパーで表面を均す

基本は木目(棹)方向に、続いて円周方向に乾布摩擦のような感じで研磨 最後は木目方向に研磨した方が滑らかになるみたいね

 

少しずつ削り進めて、どのポジションに移動しても違和感なくつながるように何度も握りを確かめてはまたドレッサーから修正

粗加工でこんなもんだろうと思っても、いざペーパーを掛けて滑らかにして握ってみると微妙な凸凹が発覚してやり直し…

そんな感じで念入りにチェックしたので思った以上にきれいな出来栄えになった

 

加工の仕上がりに納得がいったらオイルフィニッシュで仕上げる オイルフィニッシュは環境の変化や傷などには弱いが塗装するより作業がなにしろ簡単で、常にサラサラしたグリップが魅力

今回は余っていたワトコオイルを使ったけれど、硬化系オイルジェルなんてものもネックフィニッシュ用に出ているらしい それも良さそうね👍

オイルは何度かに分けて薄く塗る 塗ったら余分なオイルを拭き取り乾燥、しばらくしてまた塗って、を繰り返す

3回めを塗った後ペーパーでウェット研磨、最終的に6回の重ね塗りと#800で研磨した後24時間乾燥させた

 

仕上げに蜜蝋を塗るといいとのことなので、革ジャン用のラナパーを薄く塗って完成 弦を張り直して弾いてみると…

な、なんたる弾きやすさ! 幅や厚み自体は変わってないのにぜんぜん違うよ!

思い切って加工してみて良かったなあ😂

(追記)

一日弾いてみると人間欲が出てくるもので、もう少し限界まで詰められそうな感じだったのでよりスタンダードなCシェイプに近く再度加工した

…つもりだったけど、ロッドが出て来るのが怖いのでスカンクストライプはあまり削らず厚みを残したためVシェイプに近くなった 自分にはとても弾きやすい

Tags: 音楽

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