03/09/15(Mon) [長年日記]
▼ 21時間 信州ツーリング
今週は天気も落ちついているので、月・火と1泊ツーリングに出ることにした。
目的地は今年6月にコケて以来の乗鞍。
朝5時、チェーンに給油をして家を発つ。
連休で大型車が少ないので走りやすい。
R254を北上、東松山ICで関越に乗り、上信越道・下仁田ICで関越を下りると再びR254に出る。
R254はちょうどここから峠道となるので、快適なワインディングライドが楽しめる。
数台の遅い先行車をパスすると、前方はオールクリア。
まさに峠攻めにはもってこいのシチュエーション、しかしコケた精神的影響がまだあるのだろう、全開には程遠いペース。
別にコーナーを攻めていてコケたわけでもないのだが。
内山峠を越え、佐久に入るとカラフルな沿道のコスモスが迎えてくれた。
県道2号を南下しR299へ折れる。
これも貸し切り状態の麦草峠を走る。
秋のカラマツの紅葉は幻想的なほどの美しさだが、まだまだ色づく気配はなかった。
そのままR152で茅野に出、杖突峠を目指す。
さすがにこの頃になると車の往来も多くなり、車の後に着いてのんびりクルージングとなる。
峠の茶屋に手打蕎麦のノボリがあったが、先でハシゴをする予定なのでここはガマン。
峠を越えると、杖突街道は信州の山里らしい風景の中を走る爽快な道になる。
俺はこういう道が大好きだ。
あまりの爽快さに、矢吹丈のように「イヤッホゥ!!」と何度も叫んでしまう。
人から見たらアホみたいに見えただろうが、湧き上がる衝動を止められなかったのだ。
またひとつお気にいりの道が増えた。
高遠でR361に折れ、権兵衛峠を抜けて、R19にバイパス。
観光客でごったがえす道の駅
日義木曽駒高原にて休憩を取る。
甘〜いソフトクリームで糖分を補給した後、R19から県道20号に折れる。
開田高原に到着したのはちょうどお昼を回ったころ。
さて、ここで蕎麦屋をハシゴする予定だったが、大ショック!
どの店にも行列が出来ている。
さすが連休。
仕方がないので覚悟を決めて列に並ぶことにする。
前情報を持たずに行ったのだが、並んだ店は中西屋という、評判の良い店だった。
待つことおよそ1時間、ようやく席に着くことが出来た。
その間に「本日終了」の看板が店の前に出される。
危ないところだった。(^-^;
注文したのはざるそば。
まずは、いかにも手打な太さの不揃いな麺をそのまま食べてみると、蕎麦の強烈な香りが口内に広がった。
美味い。
つゆも単体では美味しいのだが、蕎麦をつけて食べてみると、いまいち弱い印象。
もっと辛口でないとこの蕎麦の強さには合わない気がする。
午後2時、常宿に電話を入れるが、今日は午後から用事で出てしまうとのことだった。
どこか他に飛び込みで宿を探すか、いっそのこと日帰りしてしまうか・・
とりあえずどちらでもいいように、乗鞍行は取りやめ、インターの近くまで戻ることにする。
地蔵峠を経由してR361からR19に出た。
さすがにR19は大型車も多く渋滞がちで、ここへきて疲労のため猛烈な睡魔が襲ってきた。
道の駅
奈良井でバイクを停め、一休み。
芝生に寝ころんで仮眠をとる。
30分ほどのわずかな仮眠でも、かなり気力体力が回復した。
気を取り直してメチャ混みのR19をすり抜ける。
塩尻ICから長野道に乗る。諏訪湖SAにておみやげを物色。
ついでにもう一度仮眠する。
気がつくと空は赤く色づいていた。
暮れゆく諏訪湖を眺めながら、ふと上諏訪で宿を探す気になった。
諏訪ICで下り、諏訪湖に戻るが、渋滞のため湖に着くころには日はとっぷりと暮れ、頼りの旅館案内所も閉まっていた。
午後7時。
中途半端な時間だし、いちいち宿を当たるのも面倒で、結局日帰りすることに決め、再び中央道に乗った。
9時前、談合坂SAに到着。
ここから先は例によって休日の大渋滞だ。
急ぐ旅ではないので渋滞が解消するまで待つことにして、芝生に寝ころぶが、うたた寝して1時間くらい経ったころ、ポツリ、と冷たいものが落ちてきた。
ゲッ!雨だ!
あたりはたちまちどしゃ降りになった。
慌てて建物の下に避難する。
まいったなぁ・・(´д`)
それからはひたすら渋滞の解消と雨が止むのを待つが、どちらも一向に好転しない。
時計は午前0時を回ってしまった。
ここまで酷いとは・・
談合坂の悪夢、ふたたび、である。
このぶんでは下手をすると、夜が明けるまでこの調子だろう、ということであきらめてSAを出る。
雨の中のすり抜けは精神的にかなり疲労する。
かくして家に着いた時には午前2時を過ぎていた。
あぁ、疲れた。