03/09/29(Mon) [長年日記]
▼ 榛名山ツーリング
来週から3週、予定が詰まっていて遠出が出来ない。
したがって今週の休みは有意義に使わねばならない。
昨夜早めに寝たので(といっても午前2時過ぎだが)体調はバッチリだ。
日帰りか1泊か、どこへ行こうか悩んだが、とりあえず日帰りと決めて7時出発。関越に乗る。
寄居SAで休憩ついでに行き先を決める。
何よりもまず風呂に入りたくなり、目的地は伊香保温泉に決定。
実は一昨日から風呂に入っていないのだ。(^-^;
渋川伊香保ICで高速を下り、県道33号で温泉街へ向かう。
休日はアクセルルートも混むのだろうが、今日はさすがに空いている。
インターからあっという間に到着。
伊香保へは初めて来るのだけど、近いなぁ!
無料駐車場にバイクを停めて、温泉街へ。
石段の湯ののれんをくぐる。
有名な日帰り湯のわりには意外に手狭な感じだが、薄く濁りのあるお湯が肌に柔らかだった。
湯を出て、石段を登り温泉街を散策する。
両側に宿やお店が軒を並べている。
ところどころにある石段脇の窓を覗くと、地下をジャバジャバと運ばれていく源泉が見える。
たこ焼きを食べながら、なんとなく春に訪れた京都の清水寺辺りを思い出した。
坂や石段と古い街並はよく似合う。
石段を登りきると伊香保神社がある。
新緑の季節でもないのに、もみじが青々と色鮮やか。
温泉街を後にする。
ちょっとしたワインディングを登り、景色の開けた直線の先には榛名湖。
湖畔を軽く一周した後、駐車場にバイクを停める。
ベンチに寝ころび、のんびりと時間を過ごす。
陽射しの下では涼しい風が心地よいが、時おり日が雲に隠れるとかなり肌寒い。
ちょうどお昼時で、遠足の小学生の団体がお弁当を広げていた。
県道33号を松井田に向かう。
緑の深い山道を快調に走り抜ける。
少し路面が荒れたところもあるが、通る車はほんのわずかで、マイペースで気持ちよく走れた。
地蔵峠を越えた先にある、上増田温泉・砦の湯でオンセンのハシゴをする。
人気のない閑静な片田舎にポツンとあるひなびた湯の雰囲気。
やっぱりツーリング先の温泉はこうでなくちゃ!
内湯と露天風呂がそれぞれひとつ。
お湯はぬるりとしていて薄い濁りがある。
お湯も規模も石段の湯と大差ないのに、なんとなくこちらの方が居心地がいいのは、やはり周辺に何も無いからか。
松井田からは妙義山へ。
つい先週も来たばかりだが、相変わらず素晴らしい眺め。
もう少し家から近ければ、きっと奥多摩のように足しげく通ったことだろう。
下仁田に出て、上信越道に乗る。
今まで入ったことがなかった藤岡SAで休むことにする。
入ってみて驚いた!
モノスゴイ充実した施設である。
食堂ではなくラーメンやら蕎麦やらの専門店が軒を並べ、噴水はあるわ、小さいながらも観覧車つきの遊園地まである始末!
ほとんど雰囲気はショッピングモールだ。
お腹も減ったのでと、ここで試しに食べた蕎麦が意外に本格的な手打でまた美味しかったのだ。
蕎麦の実が入った平打ち麺で、つゆも強くはないがしっかりしていた。
しかし高速のサービスエリアとは思えぬ、実に不思議な空間である。