04/02/03(Tue) [長年日記]
▼ 長瀞へ蝋梅(ロウバイ)を見に行く
長瀞、宝登山の蝋梅が見頃のようだ。
今週の休みは、新しいカメラの試し撮りがてら、ぶらり電車の旅といこう。
午前8時半出発。
東武東上線にて寄居へ。
北へ向かうほど、町はひなびた様子になってきた。
寄居からは秩父鉄道に乗り換え、R140を横に見ながらの並走。
長瀞駅で下車し、駅前をまっすぐ10分ほど進むとすぐに宝登山神社が現れる。
境内への石段を登ると、カメラを構えたたくさんの観光客が集まっていたので何かと思えば、節分の行事を行っていた。
神様の前では豆まきも厳粛な儀式になるのだ。
蝋梅園は神社からさらに登ったところにあり、脚力に自信の無い俺はロープウェイを使おうと思っていたが、ふもとの駅はやはり蝋梅を見に来た行楽客で大行列!
とても並ぶ気になれず、参道を歩いて行くことにした。
参道は未舗装の登山道だが、よく整備されており歩きやすい。
ロープウェイでなくあえてこちらを行く健脚なオジサン、オバサンも多い。
見晴らしのない山道を、息を切らし、のどを枯らし、ひたすら登る。
40分ほどで頂上に着いた。
奥宮の鳥居をくぐり、林を抜けると・・息のすっかり上がった俺を素晴らしい景色が迎えてくれた!
晴天でないことが、かえって荘厳なパノラマを演出していた。
厚い雲から射し込む光とそれに照らされる山々。
周囲に漂う蝋梅の甘い香りも心地好い。
まったく苦労して登って来た甲斐があるというものだ。
おそらくロープウェイを使っていたら、嬉しさも半減していただろう。
写真ではその厳かさの半分も伝えられないのが残念である。
平日ながら大勢の行楽客 紅梅もちらほら咲き始めていた
長瀞駅前には蕎麦屋が多い。
次の列車まで時間が余ったので、その一軒に入る。
この店の
美味かったのはうれしいが、なんとなく悔しい・・
お花畑駅でR299と並走する西武秩父線に乗り換え、帰路に着く。
西武の電車はとても乗り心地がよく、駅も垢抜けている。
人気があるのもうなずける。
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