04/09/13(Mon) [長年日記]
▼ 久方ぶりの伊豆へ
siba君と一泊ツーに出かけることになった。
家からだと渋滞がちな都内を通らなければならないのが面倒で、敬遠してしまい10年近くも足の遠のいていた、伊豆に久しぶりに行くことになった。
朝9時に海老名SAに集合ということで、7時に家を出る。
関越道から渋滞気味の環八を経由して東名に乗る。
それでも10分ほど余して海老名SAに到着。
家を出る際メールを入れ合うことにしていたが、連絡が無いので何度かメールすると、案の定寝過ごしたとのこと。
朝食をとりベンチでゴロ寝していると、1時間ほどして到着した。
東名から小田原厚木、ターンパイクに乗る。
高速コーナーばかりのターンパイクは道も広く気持ち良く走れるが、軽装では怖いのでペースは抑え目。
空は曇りがちで、遠くの景色は霞んでしまっているのが残念だ。
十国峠〜伊豆スカイラインへ。
あいかわらず雲が多く、一部霧も出てしまっている。
とはいえ、なんとも気持ち良い道である。
来るまでは面倒でたまらないのだが、いざ来てしまうとやっぱり伊豆はイイナァと思ってしまう。
前回来た時にはまだドカに乗っておらず、今ほどコーナーを駆け抜ける楽しみも知らなかったからなおさらだ。
修善寺に下りて昼食を摂った。
駅前の手打蕎麦屋に入ったが、味の方はイマイチだった。
観光地の食事はこんなものだろう。
R414を南下、天城の道は緑が濃く素晴らしい。
天城峠旧道へ折れる。
天城トンネルで一休み。
心地良い涼風が緑の中を駆け抜ける。
東屋でまったりしていると、あまりの気持ち良さに動きたくなくなってしまう。
再び国道に戻り、一路下田を目指す。
そろそろ今夜の宿を決めなければならない。
ツーリングマップルを参考に、ワンゲルハウスという宿に決定。
木をふんだんに使った山小屋風のキレイな建物だ。
客間の空間は基本的には仕切られておらず、1階の片側に4つ、2階にも両側に8つほどのベッドが置かれており、さらに階下に個室もあるそうだ。
一見したよりも実際はかなり広い建物である。
オーナーはバイクやカヌーを乗りこなす、いかにもアウトドア派の日焼けしたオジサンである。
室内にも整然と懐かしいバイクが置かれていた。
相方が一日の汗を流している間、弓ヶ浜まで軽く走りに行ってみた。
夏休みも終わり、夕方とあって人はまばらだ。
夕暮れの海は旅情を誘う。
夕食後、金谷旅館に行き千人風呂に入る。
歴史を感じさせる木造の建物で、こういう宿に一度は泊まってみたいものである。
薄暗い浴室に入るとポツポツと数点の電球が灯されただけの照明。
しかし千人風呂と言うだけあって、とにかく広い。
数人程度なら人がいようが余裕で泳げてしまう。
露天へ行くつなぎの造りも面白い。
あいにくと空には雲が覆っていたが、それも気にならないほどの心地良さだ。
内湯は、うまい具合に熱めからぬるめのブロックが分かれているので、温まっては冷まし、温まっては冷まし・・とやっていると、時間の経つのも忘れていつまでも浸かっていられてしまう。
結局1時間ばかりも入ってしまった。
宿に戻ると心地良い眠気がやってきた。
たちまち眠りについてしまう。
子守唄は虫の合唱。