06/04/17(Mon) [長年日記]
▼ 赤城千本桜
桜開花情報を見ていると、赤城の南面千本桜が満開とのこと。
なんとなく近くて遠い赤城山は、まだ一度も行ったことがなかった。
良い機会なので花見を兼ねて行ってみよう。
まずは関越で赤城ICまで移動。
予報ではおだやかな陽気・・?
だがICを下りると冷たい強風が吹き荒れていた。寒い。
これが上州名物からっ風か・・
ウィンターJACの方が良かったかなぁ?(x_x)
その名もズバリ、からっ風街道を進み、県道16号から赤城山に突入する。
急な勾配、狭い道幅、キツい切り返しの舗装林道級の道だった。
なによりそんな道なのに、対向車がひんぱんにやって来るのがやっかいだ。
正直楽しくない・・('A`)
牛首峠の展望台でひと休み。
ツーリングマップルでは「晴れた日にはサンシャイン60まで見通せる」とある場所だが、残念ながら今日は遠方は霞んでしまっていた。
展望台の上にも強風が吹きすさぶ。
コエ〜(;゚o゚)
険しい坂道を乗り切ると、ようやく道がフラットになってきた。
固い残雪、そして小沼の姿が現れた。
駐車場に何台か車はあれども、湖の周りに人の気配は無い。
寒々しい風景。
ここはまだ冬のようだ。
大沼に移動、さすがにでかい。
赤城神社への連絡橋の手前で写真を撮っていると、冷凍庫のような寒風ですっかり手がかじかんでしまった。
湖面には厚い氷が張っている。
今ここで眠ったら即永眠出来そうだ。
ブルブル。
周辺を散策後、お土産店街に移動。
手打ち蕎麦の看板が目に入ったので腹ごしらえをする。
さすがにこの寒い中、ざるは辛いかなと思って、かきあげ蕎麦にした。
もっとも店内はストーブのおかげでぽかぽかと暖かい。
おまけに注文した物が出てくるまで結構時間が掛かるので、むしろざるの方が良かったかもしれない。
かきあげがまたえらい大きさで具だくさんだったので、途中で完食を諦めた。
帰路はメインの県道4号で下る。
こちらの方が広くてだんぜん走りやすいが、何箇所かの路面には速度低下のためのうねりがつけられている。
結論として走り目的では楽しみづらいスポットだと思う。
とにかくあまりの寒さに北面や近隣の道を走る気などすっかり失せてしまった。
初夏以降に来た方が良かったかもしれない。
■■
R353で千本桜まで移動。
臨時の駐車場には車の列が出来ていた。
なんか違うかも・・と気づき始めたのはこの時だった。
千本桜の正体は、市道2kmに渡る1,000本の桜並木だった。
沿道に屋台が並び、家族連れや恋人たちがにこやかに花見をしている。
俺が期待したのはもっとね、なんていうか群生?みたいな・・桜の山みたいな・・?
調べない方が悪い!ハイ、すみません。
桜の木の下で1時間ほど昼寝した後、赤城ICに戻った。
ガスの残量が心もとなかったのだが道沿いにスタンドが見つからず、次のSAまでは持つだろうと、そのまま高速に乗った。
アクセルを開けずにエコ走行を心がける。
前橋ICを過ぎたところで、エンジンの調子が変わったのに気づく。
試しにクラッチを切るとスッとエンジンがストップした。
ヤバい!こんなに早くガス欠・・
しかし幸いにも高崎ICまで1kmの地点だったので、だましだまし走行し、国道に下り給油。
事なきを得た。
■■
再び関越に乗り、寄居PAのベンチで休む。
PAは設備は簡素だけど、人が少なくていいなぁ。
このまま真っすぐ川越まで帰ってしまってもいいのだけれど、なんかちょっと消化不良だな・・
日は傾いたものの夕暮れにはまだ少し余裕がある。
ということで花園ICで下りて、東秩父から久しぶりにグリーンライン(GL)経由で帰路に着くことにした。
山里の農家の庭先には見事な花木が多い。
東秩父の桜や色鮮やかな花々を鑑賞しつつ、定峰峠に上る。
山の上の方の桜はもうちょっとの間楽しめそうだった。
赤城の急斜面に較べれば、GLはなんとも走りやすい道だ。
勾配は緩やかだし、キツい切り返しもほとんど無い、対向車も少ない。
夕方のGLなんて貸し切り状態だ。
無人の不動茶屋でひと休み。
古びた東屋と桜がまたよくマッチする。
人寄せに造った観光スポットより、こういうさりげなく風流な方が結局俺は好きなんだな。
さて夕闇の中、鎌北湖まであとちょっと走ろうか。
▼ ブレーキランプ
家に帰ってふと見ると、テールのランプが妙に明るい。
ライトSWをOFFにしても点きっぱなしなので、これは変だと接触不良を疑うが、どうも違うようである。
やけに明るいので、点きっぱなしなのはブレーキランプの方じゃないか?と思い至り、フロントとリアそれぞれのSW付近をチェックした結果、フロント側が問題とわかる。
SWは不思議なことに車体に着いていた時は反応しなかった(点きっぱなし)くせに、マスターから外して単体にするとカチ、カチと正常に反応している。
ああ、レバーが戻った時にSWを押してないのだな、とSWの取り付け位置を微調整するが変化なし。
おかしいな、そんな大幅に位置調整は出来ないし・・と、ここでハタと思い出した。
ブレンボのマスターはレバーが直接SWを押すのではなく、間にスプリングを介していたのだった。
つまり昨日の整備でレバーを外した時に、スプリングをどっか飛ばしてしまったのであった!(^^;
そういえばこの失敗は前にもやったっけなぁ・・
今度は!今度こそは覚えておこう!
「ブレーキレバーを外すときはスプリングを無くさないこと」