06/05/21(Sun) [長年日記]
▼ 涼風爽やかな奥武蔵
昨日は朝から深夜まで丸一日活動したのと、ライブ後の打ち上げで酔っ払ったのでお疲れ気味。
今日は一日ダラッとしようと思っていたのだが、外はこの上無いほど上天気。
とりあえず近所で飯でも食べて帰って来よう、名栗くらいまでなら行ってもいいかな・・という感じで、昼近くになってやっぱり我慢出来ずに走りに出る。
R16沿いに、ツーリングの行き帰り、ずっと気になっていたうどん屋がある。
筆書きの大きな字で書かれたうどん○○円という紙看板がインパクトありすぎ。
カンとしては、たぶんめっぽう美味いか相当不味いかのどちらかだろう・・(^-^;
R16の4車線化のため、この個性的な店舗もそう遠くないうちに取り壊されて (廃業か移転かはわからないが)しまうはずだ。
ということで、ついに今日この店に入ってみることにした。
店内は古びた食堂の佇まいで、テーブル席が5つ。
ちょうどお昼時で、予想に反して(?)ほぼ満席状態だった。
少なくとも閑古鳥が鳴く店ではないということで、ちょっとホッとする。
メニューを見て、かき揚げ丼ともりうどんのセットにした。
もりうどんだけだと280円で、けっこうリーズナブル。
うどんはツルシコとまではいかないが、しっかりとした腰。
かき揚げ丼の方も普通に美味しかった。
なかなか良心的な食堂ではないでしょうか。
さて、それではぶらっと名栗に向かうことにしよう。
原市場から名栗渓谷沿いにトコトコ進む。
途中お下品なバイクが一台前に入り、空ぶかしがうるさくてたまらないので、少々時間を置いてまた走り出した。
今日はあっちこっちでそんなのに遭遇して参ったよ('A`)
休日の有間ダムは車・バイクで賑わっていた。
堤体は強い直射日光がモロ当たりなので、県道に戻り、広い路肩の木陰で休憩することにした。
今日は今年初めてメッシュジャケット着用である。
日差しは強いが空気は乾燥して涼やかなので、走っていると体を駆け抜ける風がとっても気持ち良い。
疲れを忘れてもっと走りたくなってしまう。
山伏峠を越えて、正丸峠に折れた。
ただでさえ狭くて荒れた道なのに、センターにキャッツアイが埋め込まれていて、走りにくいことこの上ない。
パイーン、パイーンという2stの排気音を前方に聞きつつ、いくつ目かのコーナーを抜けた時、広くなった路肩で休憩中の原付スポーツバイクの群れが突然目の前に現れた。
30台くらいはいたと思う。
正丸峠にもまだ峠小僧たちが生息していたのだなぁ!と、ビックリするとともに思わず口元に笑みが浮かんでしまったw
峠で休憩しながら、これからどこへ行こうか考える。
そうそう、茶屋が開いてるの何10年ぶりかで見たよ!(^◇^;
ほら、いつもは平日か早朝だから・・
峠を下ってグリーンライン、刈場坂峠に向かうことにした。
たぶん国道はサンデードライバーで詰まり気味だろう。
刈場坂峠までの道は何度かしか走ったことが無かったと思うけど、けっこう楽しい。
刈場坂峠の茶屋も営業していた。
車やバイクの姿もひっきりなしだ。
これが休日の奥武蔵なのか〜
いやー、今日はホントいい天気だ。
定峰峠に抜けた。
このまま嵐山小川ICに下りようかと思ったけど、なんだかもうちょっと走りたい気分。
白石峠に引き返して都幾川方面に下ることにした。
この道は舗装はグリーンラインなんかより全然良いのだが、途中車線がかなり狭くなるところがあるので、ブラインドコーナーではけっこう気を遣わされる。
里に下りてしばらく走っていたら、左手に水出しコーヒーの看板が目に入ってバイクを停めた。
この前風さんとツーリングに来た時に見かけて、ひそかに気になってた店だ。
気になったらすかさずチェック!ということでさっそく寄ってみた。
古民家を改造した店で、スペースの半分は民芸雑貨を扱っているようだ。
水出しコーヒーは間一髪、あとちょうど2杯で売り切れだった。
ラッキーじゃん(^^)
俺はペンションありすで知ったが、水出しコーヒーとはダッチコーヒーとも言い、コーヒー1滴に1秒、全部で8時間以上もの時間をかけて抽出するなんとも気の長い入れ方のコーヒーである。
なんとなくホットを頼んだのだが、おまけでアイスも試飲させていただいた。
ホットはアイスをただ温めただけなのだが、味の印象は意外に違うものだ。
ホットでもわりと雑味の少ない味わいではあるが、アイスにすると(というか、元がアイスなのだが)まろやかというより、甘いのだ。
もちろん砂糖も何も入れていないストレートである。
これだと砂糖もガムシロップもむしろ邪魔になるかもしれない。
次に来た時にはアイスを頼んでみることにしよう。
川越にも水出しコーヒーを出す喫茶店があるようなので、今度行ってみようと思う。
西の空に日が沈もうとしている。
肌寒さを感じ、ウィンドブレーカーを着こむ。
素晴らしいツーリング日和の一日だった。