06/07/07(Fri) [長年日記]
▼ 扇風機
一昨日の寝しな、扇風機を最弱でつけていたら、気がつくとなんだか風が来ていない。
見ると羽根がものすごくゆっくりとしたスピードで回っている。
これじゃ来ないわなぁ。
スイッチをガチャガチャやってみるが変わりない。
これもそうとう長いこと使っているのでとうとうくたびれてしまったのだな。
ところがしばらくほっといたところ回転が復活した。
と思いきや再びゆっくりに・・
ナチュラルなゆらぎ機能がついてこりゃトクをした、なんてウマい話は無いもので、ついには止まってしまった。
もはやスイッチを最強にしても動かない。
手で羽根を回してみるとものすごい抵抗だ。
こりゃモーターがイカれたな・・
ということで例によってバラしてみる。
なにぶんにも古い型なので使われているのは+ネジだけで、簡単に分解できた。
ケースの中に溜まった埃がものすごい。掃除する。
モーターのシャフトがローターとカシメで抜けないので、外側からグリスを詰め込んでみる。
その後シャフトをグリグリと回していると、なんとなく動きがスムーズになってきたような・・
組み立ててスイッチを入れてみる・・おっ動いた!
最弱だけはトルク不足で動かないものの、なんとか使えるレベルにまではなった。
とりあえずこれで様子を見よう。
#2日後再び重くなって止まってしまった・・が、手で羽根を回して慣らすとまた復活(^-^;
▼ モーティヴ リフュールド
今日 本屋でバイクの表紙に引かれてふと手に取った漫画。
久しぶりに作家の意気を感じる作品に出会えた。
心理描写や青臭い精神論が多いので若い子にはあまりピンと来ないかもしれない。
でも自分くらいの歳の人なら(とりわけライダーなら)きっと痛いくらい共感するところがあるはずだ。
「長いことやってると 時々こんなレースを見れるからいい ”走る姿が本人の気持ちそのものの形をしてるレース”を」
見かけたら読んでみて欲しい。
▼ R299夜走り
漫画のせいかはわからないが、ちょっとバイクに乗りたい気分だったので荷物も持たずにとりあえず家を出た。
その辺を一回りくらいのつもりでいたが、走っているうちになんとなくまた秩父方面に向かっていた。
R299に入るとどこやらけむっていてシールドに水滴がついたりもしたが、全般に路面はドライである。
Fサスのコンプを若干強めてあったのを思い出して元に戻してみたら、この前よりはフラつきも薄れた感じ。
俺の手探りの遅い夜走りペースには固過ぎだったのかもしれない。
そのまま軽く流して道の駅あしがくぼで休憩。
正丸トンネルのこちら側にはひと雨来たらしい。
夜の明かりに無数の虫がたかっている。
バチバチと音を鳴らす誘蛾灯をしばらく飽きずに眺めていた。
▼ アジサイの道
あしがくぼから引き上げ、日高でガスを給油していると空が白んだ。
雲を見るとどうやら雨の心配は無さそうだ・・なんだかもうちょっと走りたい。
行ってみたかった越生のあじさい山公園に向かうことにした。
土曜の朝4時だってのにトラックが多いのには少々閉口したが、梅林方面に折れると車の通りは無くなる。
梅林の先しばらくして、一見わき道のようなあじさい街道の入口が見えた。
あじさい街道は平坦でよく整備されて走りやすい川沿いの道だった。
名前のとおり、道の両側に途切れることなくアジサイが植えられてとても良い雰囲気である。
早朝の誰もいない公園の前にバイクを停め園内を散策した。
斜面が急なのでさすがに中段の展望台までしか登らなかったが、こういう霧がかった朝は風情があって良いな。
アジサイも瑞々しく見える。
今年は例年に比べてあまり花がつかなかったらしい。
見頃もこの数日くらいまでとのことだ。