09/03/15(Sun) [長年日記]
▼ 東秩父の山道を巡る
ようやく暖かな春の日がやってきた。すでに昼近くではあるが、900SSのチェーンに油を差して出発。
今日は下道を使い鳩山町経由で定峰峠に向かうつもりだ。R254バイパスからr212に入ると交通量の少ない快適な峠越えの道になった。道沿いには大学の校舎や、ツツジの名所の物見山、岩殿観音という観光ポイントがある。丘の上に密集した住宅地を過ぎてときがわ町に至る。
ガソリンがリザーブに入ったので松郷峠を越えて確実に開いているスタンドのあるr11に出た。そのまま定峰峠へ。路面状態は問題なく、気持ちよく山道走りを楽しむ。
峠で休憩後、折り返してふもとのバス停から枝道に入った。地図上でこの道がr11の切り通しの交差点につながっているのを見て、探索してみようというのである。舗装林道的な狭く路面の悪い峠道がしばらく続く。T字路に突き当たり、広い道に出たので登り方面へ向かう。路面状態も良いので気持ちよくコーナーを抜けていると、突然リアタイヤがズルルルーッと滑って転倒した。
原因はコーナーに撒かれた凍結防止の砂利だった。青々として真新しい。バイクは150度右回転して下りに頭を向けている。体のダメージは幸い右腕と指、膝の打撲程度。バイクを起こそうとしたがそのままでは坂上に向けて起こす方向なのでとても持ち上がらない。ズリズリとバイクを地べたで回転させて起こせる向きに直す。ああ、しんどい。
チェックしていくと、バイクのダメージも最小限で済んだようだ。ブレーキレバー、ハンドルはうまく動いて衝撃を逃がしたようで大きな曲がりは無し。ミラー、カウル、ウィンカー、クラッチカバー、サイレンサー、エキパイなどに削れはあるが割れは無し。リアブレーキペダルの頭が折れてしまったが、走行に支障はなかった。
どうやらツーリングは続けられそうなので先に進むことにした。転倒の現場から上はしばしば砂利が撒かれていたので慎重に走り抜ける。上り勾配が終わり尾根筋に出ると、見晴らしの良い駐車場があった。
栗山林道の看板が立っている。堂平山の北にある笠山の東斜面から東南東方向を望んでいるようだ。少し休んで気持ちを落ち着ける。引き起こしで消耗した体も休ませよう。
パノラマと正対して山を下っていくとやがて集落が現れ、川沿いの道を進んでいくと見覚えのある景色に出た。見事MISSION CLEAR!犠牲は払ったが・・
再び定峰峠の山道を楽しんだ後、白石峠から堂平山天文台へ。平日の閑散さとは異なる休日の和やかな空気が漂っていた。
GLに戻り、鎌北湖に下りて帰宅。全身筋肉痛の予感(;^ー^)
今日の教訓、春の林道に砂あり、調子に乗って油断は禁物。
▼ 修復
ブレーキペダルは純正ステップごとスペアと交換する。転倒でダメージを受けるのはたいていペダルの先端だけなので、そこさえ入手すれば今回折れた奴も容易に復活させられる。
削れたカウルは同色のタッチアップを塗って済ます。にしても被害が最小限で良かったw