11/10/03(Mon) [長年日記]
▼ ご無沙汰の奥多摩
春先に散りかけの桜を見に行って以来の奥多摩行である。出がけに小さなトラブルが連続して正直今日は走るのはやめておこうかとも思ったが、せっかく装備を着込んだのをムダにするのも悔しいのでそこを押して出ることにした。なにせ去年辺りから俺はどうにも出不精で、装備を着込んで遠乗りしようという気になるのは珍しいことなのだ。
さてバイクの調子はもうひとつだし、先のトラブルもなにかの警告かもしれないので、今日はまったりペースをキープでいくことにしよう。
圏央道から檜原街道に進むと、いきなり天気雨に遭遇。まだポツリと来たくらいだが、行く手の山並みの頭上には灰色の雲が巻いている。ははーん、さては今日行くとズブ濡れになるぞ、という警告だったのか?このまま引き返そうかと思ったが、念のため雨雲レーダーをチェックするとこの雲はすぐに消えそうなので、そのまま進むことにした。カッパ?持ってきてないっすよ。
閑静な平日の山道。色づき始めた秋の気配を感じながら周遊道路に登って行く。途中2箇所ほど舗装改修工事を通過して奥多摩町側に下りた。
▲月夜見第一Pから奥多摩湖を見下ろす
▲雲が取れずすっきりしない天気
のんきやに飛び込んで、チャーシューメン(850円)の昼食を摂る。いつもと変わらない味。ここのチャーシューは脂身が少なく食べやすい。
▲平日の店内はゆったりした時間が流れる
昼食を食べるという目的は達したので、次に今日のもう一つの目的である一ノ瀬に出来たバイパスを見に行こう。おいらん淵の先は集中豪雨の際対岸の山からしばしば土砂の崩落を繰り返していたが、その山自体をトンネルでショートカットしてしまうことになったらしい。たしかに道は細く険しいが、そのぶん山奥の美しい紅葉が楽しめたのだが・・。
R411をひたすら西に進む。以前よりも丹波山の道のりが長く感じる。走りに行く頻度が少なくなったのと走るペースが落ちたためだと思う。それほど深いバンク角でなくてもふとした時にグラリと来たりしてこのところドカのグリップが安定しないので、ペースを上げる気にはなれない。もうケガも修理もしたくないのよ。
丹波渓谷の終点、一ノ瀬のつづら折りに新しい2つのトンネルが出来ていた。俺の好きだった険しい渓谷沿いの区間は廃されてレトロな「楽しい丹波路」の大看板ももう見ることはなくなるのだろうな。
▲こちらが旧道になる
ここで折り返し、丹波山集落に戻り、小菅方面に折れて今川峠を越えいつものr18へ。もともと低速のヘアピン、特に下りは苦手だけど、今日はなおさらスムーズにクリア出来なかった。どうにもフラフラしてしまう。
上野原に下りてR20を相模湖まで走り、中央道に乗る。
高速では行きと同じように走行車線をまったりと走っていたが、圏央道に入ってトラックを追い越している時、突然後ろで赤灯が光ったのをバックミラーで確認した。緩めのスピードで追い越しを完了してすぐ走行車線に戻ると、パンダカーは猛スピードで走り去って行った。前を走るバイクが目障りだったのか、それとも切符を切ろうというつもりだったのか。たしかに圏央道は全線80km/h制限だけど、追い越しの時だけ3桁に行くか行かないかのペースで走ってたんだよ?出発前のトラブルはこれの警告だったのかなぁ・・?ま、捕まずに済んで良かった。
▲狭山PAでようやく晴れ間が見えた
▼ バッテリー液、蒸発!
出がけのトラブル。それは・・
国道までバイクを押していき、セルスターターを回す。あれ?妙に重い。まるでバッテリーが上がりかけのような・・あ、上がっちゃった・・あっさりと。家ではずっとフロート充電器をつないでいたのになんで?
ともあれ充電のため車体からバッテリーを外してみる。液量をチェック。ん?液面が揺れない。こ、これは・・バッテリー液が空ぁ!!
▲液が底にこれだけしか残ってなかった!!
どうやら充電器につなぎっぱなしにしてると、バッテリー液が蒸発して減ってしまうらしい。よく燃えたり爆発しなかったな・・不幸中の幸い(((( ;゜Д゜)))) 説明書にも定期的に液面をチェックして補充するように、との文言が書いてあった。しかしまさかこんな急激な減り方をするとは思いもしなかったよ。これからはしっかり点検しないと・・。
あ、液を補充したら一発始動でした(;^ー^)
もうひとつ、リアブレーキの鳴きが時おり目立ったので点検してみる。残量にはまだ余裕があるが、内側のパッドのベースプレートがキャリパー内部でつっかかってディスクにやや斜めに当たっている様子だった。プレートの角を落として薄くグリスを塗ると鳴きは解消。