12/09/22(Sat) [長年日記]
▼ Martin D-18
かくしてすったもんだの末、新たにうちに来たギターがこれ、'72年製のD-18!打痕や擦り傷多し。それがまた良し。
角に丸みのついたヘッドとグローバーペグの'70sスタイルが好き。
ウェザーチェックがビシビシ入ったトップは古いラッカー塗装のギターの醍醐味!木目に直交する杢がまた堪らないわけですよ・・!トップを眺めてるとヨダレが出ちゃう(;^q^)
音は思いきり中抜けのドンシャリ系。いや、ローズほどの重低音はないからドンまで行かないトンシャリくらい?ストロークはザクザク、キラキラと歯切れ良く鳴って、一方でワウンド弦のサムピングなんかでのポーン、コーンという洞(うろ)鳴りもものすごく気持ちいい。ともあれ、俺の思っていたマホガニーサウンドにとても近いよ。むっちゃ気に入った!!
さて一方、弦周りの状態は現状あんまり良くなくて、ナットは全ての弦で溝が低すぎで開放弦を強く弾くとビビる。特に6弦が酷くて、ナット〜押弦したフレット間で他の弦を弾くと特定の音程でフィィィィ〜ン!と共振してしまう状態。手元に合うナット材が無かったのでとりあえず牛骨粉+瞬間接着剤で対処しておく。
▲リペア用の工具箱
フレットも前オーナーのプレイで削れたまんまだから、擦り合わせすらやってないよ(´・ω・`) この点はしっかり調整してあったWMの方が上だな。ペグも若干油切れっぽいし、ボディも磨いてないくらいだから、たぶん仕入れてから何もメンテナンスしていないね・・前のサドルの件もあるし。まあ、そのうち時間を見て自分でいじりましょう。
しかし・・どこの楽器店も、自分の店に仕入れたギターをきちっと調整とかしないもんなのかね〜?それじゃ専門店じゃなくてただのバイヤーだよなあ。おそらく買ったオーナーが楽器の状態に気づいて言いに来ない限りは売りっ放しなんだろうなーと・・(><)
ちなみにOMの2本はドナドナされて行きました・・今までありがとう。
最初に買ったアコギがドレッドノートだったし、やっぱりドレッドのスタイルと音が好きみたい。それと綺麗な新品よりも使い込まれた古いギターの味わいも♪
久しぶりに立ち寄りました。D-18いいですね。私も81年に買った80年のD-18ずっと使ってます!
ありがとうございます。80年代のマーティンは少数精鋭の時代ですね。さぞ良い音で鳴っていることと思います。マホガニーの音は癒されますね〜