13/11/11(Mon) [長年日記]
▼ 晩秋の奥多摩
昼前に目が覚める。不思議とライブの疲れはない。せっかく体が動くのだから、残り少ないシーズンの紅葉を楽しみに行くことにした。
関越〜圏央道を快走。ウエストに余裕のある方がいいかな、とパンチングメッシュの革パンとウインドプロテクト効果の薄いインナーを履いてきてしまったために、冷気が侵入してきて足回りの冷えがちょっとツライ。予報では晴れだったはずだが曇りがちの冴えない空模様で、早々に電熱のスイッチを入れることに。
日の出ICから檜原街道へ入ると路面は半乾きで時おりパラパラと雨粒が当たる・・雨だけは降ってほしくないなー。r18方面と迷ったが、今日は折れずに周遊道路に向かった。さすがに車通りはごくわずかだ。
しかし紅葉はまさに見頃で、赤や黄に色づいたとりどりの樹々が現れては目を楽しませる。たまに雲の隙間から覗いた陽射しでキラキラと光るさまはたいへん美しい。
景色を楽しみながらのんびりと周遊道路を駆け上ると、浅間尾根P辺りから霧が立ちこめてきた。10m先が完全に見えなくなるほどの濃霧。まあ他に車もほとんどいないのでゆっくり走るぶんには問題ない。風張峠を過ぎると視界が戻ってきた。
月夜見第一Pに立ち寄ると、意外にもたくさんの車が停まっていた。アマチュアカメラマンの年配達が砲弾のような望遠レンズをつけたカメラを並べている。
暖色に色づいた山と奥多摩湖。
そのうちポタポタと雨が落ちてきたので下界に避難。三頭橋のドライブイン前で缶コーヒーで暖を取る。さっき見た温度計は5℃の表示だった。そりゃ寒いわ。
湖畔沿いのR139に進み、小菅から松姫峠に向かう。壁面の補強や路面の改修でところどころ工事区間が出来ていた。峠近くは落葉が著しい。峠の駐車場は親子連れの観光客が楽しんでいたのでスルーして、つづら折りの始まる急壁で下を見下ろすと・・
雲間から差し込む陽射しで、晴れの時よりもはるかにダイナミックな風景に変貌していた。
今日はこれを見られただけで来た意味があったってものだな。
自然の気まぐれに感嘆しながら10分ほど眺めているうちにまた日の輝きは失われ、再び色彩が落ちたトーンに変わっていった。
カラフルな峠道を下っていく。
なにしろ狭くくねった道なので頻繁に対向車がいると神経を遣うが、さすがに今日は皆無に近い。一台、ブラインドでショートカットしてこちらの車線に飛び出してきたバイクには閉口したが。こっちが車だったら痛い思いをするのは自分なのにねぇ・・
猿橋に行ってみたが見頃にはあと少し。川面のモミジの見頃は再来週くらいか。駐車場の銀杏の実の匂いがキツかった。
その後、笹子から柳沢峠を越えて戻ってくるつもりだったが、すでに日が山の端に隠れようとしている。冷え込みもいっそう厳しくなってきたので、途中で引き返し大月ICから帰途に着くことにした。それでも家に着いたのはまだ午後6時過ぎ。秋の日は短いねえ・・
カトさん、大変ご無沙汰です。<br>元気にバイク乗ってます
また一緒に走りたいです!