13/12/22(Sun) [長年日記]
▼ 秩父荒川 あづまや園
昨日風邪の初期症状が出ていたのだけれど、今朝起きると少し喉が腫れるくらいで治まっていた。
ふとんでゴロゴロしていたら無性に荒川の蕎麦が食べたくなってきて、ドカで出かけることにしたのだ。
くっきりと澄んだ青空の下国道を走っていると、奥武蔵の山々やどっさりと冠雪した富士山までもはっきりと見えた。
さすがにR299の山間部では日陰の冷え込みが厳しく、融雪剤のおかげで凍結こそなかったもののタイヤグリップは著しく低く、無理せず慎重な運転を要求される。実際、スリップダウンしたらしいマスツアラーを帰り道で見かけた(大きな破損やライダーのケガはないようだった)。ブレーキに強い入力をしないのと、極力バイクを倒さないでリーンインで曲がるのだ。
秩父市街の混雑している国道を避けて対岸の県道に進んでみる。幸い凍結箇所はなかった。再び荒川を渡りR140に出たら数百mで道の駅あらかわだ。
道の駅を目前にして、前にいた妙にのんびりした車のため秩父鉄道の踏切が鳴り始めてしまった。一人残されて、内心チッ、と思っていたら周りにいた観光客5、6人が一斉にカメラを構え始めた。珍しい列車でも通るのかな?とそこでハッと思い至り、慌てて俺もカメラを取り出した。
やっぱり!パレオエクスプレスだ!煙を吐きながら黒光りした車体を推し進めて、エッサカホイサとこちらに向かってくる。
わずか数mの眼前をを悠然とSLが通過していった。日頃の電車のスピードに見慣れているとかなりスローモーに感じるが、まあローカル線だし観光列車だし、あえて急ぐこともないのか。明日が年内最終運行で、明けて三が日にはつもうで号が運行されるとのことだよ。
それにしても、さっきの遅い車ありがとう!w スムーズに進んでたらこんなサプライズはなかったもんね。やっぱり何が転んでラッキーが起きるかわからないな。
道の駅前のあづまや園で相変わらず美味しい二重天せいろを戴いて、帰途に着いた。