21/11/30(Tue) [長年日記]
▼ 日原・峰谷 晩秋ツーリング
今週ふと急に日原街道を走りたくなった 休みの今日、夕方以降は天気が崩れだすということで午前中から出かけることに
午後から出かけるいつもと違い時間には余裕があるのでR16から豊岡街道、吉野街道、青梅街道とのんびり下道で奥多摩に向かった
ここに来て冷え込みが厳しくなったためか吉野街道では路面にもう融雪剤が撒かれていて、タイヤにまだ馴染めないのもあって走行に気を遣わされる 車は疎らで、その点では快適に走ることが出来た
奥多摩駅を過ぎ、日原街道に折れる 日陰になる山道はほぼ融雪剤が散布済みで、断崖絶壁を通る道は狭くなかなかに不安を掻き立てられる
また直すのも面倒くさいから絶対滑ってガシャンとはなりたくない じゃあなぜ来たって話だが…w 気を張るライディングが続く
遡るにつれ深い谷を穿つ日原川
晩秋の景色が心の救いだねえ
日原集落から見る稲村岩
鍾乳洞の大駐車場の先は林道で行き止まりとなる
眼前にそびえ立つ燕岩は迫力ある もし石でも落ちてきたら速攻シェッドに逃げ込まないと…などと妄想してしまう
無事最深部に到達して少し気も楽になり、帰り道では集落の様子を伺う余裕も出来た
山間部ではあるもののそこまで鄙びた感じはしない
逆光になる帰り道の方が紅葉がより映えて綺麗だった
谷を渡るトロッコ軌道
国道に戻り奥多摩湖に向かう途中、峰谷でまた枝道に逸れる ここも最奥まで確認しに行ってみよう
峰谷川に架かる下り橋 下りというのは地名のようだ
そこまで古い橋というわけでもないがレトロ感ある
対岸の石垣の一部がくり抜かれた中にはお地蔵さまが鎮座
カヤと滝に興味は惹かれたが道がタイトそうなので今回はスルーした(渡った先は民家があってすぐに行き止まりになるようだ)
道は日原街道ほどは険しくなく、最後の集落 留浦に辿り着いた しかしながら斜面に張り付くこっちの方が秘境感はあるかも
舗装の終端 この先もダートが続いているが、地図によれば行き止まりだったハズ(登山道に続いていた)
いまだこんな結構な高所に住んでる人もいるんだなあ 何かと不便もあるだろうに
山の稜線がこんな間近に迫って見えるよ 目線の高さがさほど変わらない
谷間の下り集落は日照時間がかなり限られるのだろう、空気がひんやりとしている
これでミッション終了 そろそろ昼食にしよう 奥多摩湖に向かいのんきやへ
チャーシューメンに半ライス 落ち着けるいつもの味
食後は休憩なしで周遊道路へ 徐々にリーンを深くしていくと、かえって車体が落ち着くのがわかった 抜群の安心感 やっぱりPowerはこういうワインディング走行に合わせてあるんだな
月夜見第一Pに立ち寄ると、ちらほらとカメラを構えた行楽客の姿が これだけ空気が綺麗だもんね
小河内ダムもくっきり見える
風に流れる雲が少し増えてきた まだ崩れるまでには早いだろうけどやはり天気は下り坂らしい
さて、それじゃ檜原街道に抜けて帰るとしようかな 今日は距離はさほどでないわりには体はそれなりに疲労している感じ
帰りにFのプリをわずかに緩めてみたら、低速でグニッと切れ込むステムの動き方が不思議と以前のように軽く滑らかになって、ゆっくり流す時にも乗りやすくなった気がする いや、単に峠走りで一皮剥けてグリップが落ち着いただけか…?