24/03/11(Mon) [長年日記]
▼ 900SS Fタイヤ交換
この間の越生のプチツーでフロントタイヤにスリップサインが出た いつもならショップにお願いするところだけれど、YouTubeを見ていたらセルフでも簡単にタイヤ交換出来る方法がいくつか紹介されていたので今回は自力でやってみることにした
アドレスならサイドスタンドでビード落としが可能だしタイヤレバーでホイールにキズが出来ようが気にならないが、さすがにドカはちょっと荷が重くてこれまではDIYはあまり考えなかったよ
ということで関門は大まかに、1にビード落とし、2にタイヤの脱着、3にビード上げ、4にバランス取り の4つ
それじゃいっちょ始めるか 手製のFスタンドを使ってホイールを外す
ディスクローター保護のため自分も先達を真似してタイヤ交換用の木枠をツーバイ材で作った
載せるとこんな感じ 床に直置きより安心して作業出来て👍
まずは専用工具を持たない素人DIYで最も難関と思われるチューブレススポーツタイヤのビード落とし
塀などを支点にして木材を組んで簡易ビードブレイカーにしたり、車の下にパンタジャッキを挟んで押し広げる方法などあるが、タイダウンベルトとフロアジャッキを使う方法を選択した
ジャッキアップポイントがホイールに接触しないよう細心の注意を払う ポイントが裏側になるので目視で確認しづらいのが難だね 指の感触を頼りに慎重に確認 ビード周りにはシリコンスプレーを吹いておいた
3本スポークホイールでは1本だけにベルトを掛けると、どれだけビードを押し上げてもそのすぐ両脇をベルトが圧迫してなかなか落ちてくれない 2本にまたいで掛けたらうまく落ちてくれた😅
そして古タイヤと新タイヤの脱着にはPPベルトを使う方法を試してみる
5本のベルトで締め上げて左右のビードの隙間を詰めて一体化させるとホイールの中でカタカタとかなりフリーな状態になる あとは一箇所から外し始めて、1/3ほど外れたらホイールとの隙間にタイヤレバーを突っ込んで(ウエスなどでホイールを保護する)外す方向に押しながらハンマーでタイヤをボンボン叩くとポロッと外れた この作業はタイヤレバーを使った通常の手組み作業と一緒だね
単体になったホイールのリム周りをきれいに掃除してビードクリームを塗りたくる タイヤのビードにも同じようにたっぷりと
装着もPPベルトでビードを締め上げてスポッと嵌め込む 今度はハンマーも使わず多少力はいるけど上から体重を掛けて、入る瞬間はむしろあっけないくらいだ 通常だと片側を嵌めたらもう片側をタイヤレバーで、という工程を一回でやる感じ こっちのが全然楽😲
最後の難関はやはりビード上げ…
家には自転車用の手押しポンプしかないので残念ながら何度やってもエアが入っていかなかった PPバンドでギュウギュウに締めたぶん、ホイールに入った後もビードが広がりにくくなりどうしても隙間が出来てそこから漏れてしまう 弾ませたり押し付けたり円周部をタイダウンで締め上げても変わらず…
スタンドでコンプレッサーを借りて入れてもいいのだけれど、これも動画で見た爆発ビード上げのテクニックをやってみることにした
念のため人気のない空地に移動 木枠に置いたタイヤとホイールの隙間にパーツクリーナーをシュッシュッと吹き、さらに外側にパークリの導火線を作り火を着ける 着火と同時に爆発する時もあるみたいだが、今回はタイヤの導火線上でメラメラと炎上している…
軽くタイヤを蹴るとポン!と音を立てて爆発し、見事にビードが上がった! なにこれ、楽チンすぎる!😆 圧力が抜けてタイヤが凹む前にすぐさまムシを入れてエアを充填
家に戻ってバランス取り
通したアクスルシャフトをチェア2脚に渡してホイールをフリーにする ミシュランのタイヤって軽点マークが無いんだよね どこまで信用していいのかなあ
正転、逆転、早回ししたり微速にしたり… でもウエイト位置は結局前回と同じところになった てことはタイヤ関係なくうちのホイール自体のバランスなのだろう
外したついでにキャリパーを掃除して、すべて元通り車体に戻しこれにて完了💦 やっぱりビード落としがコツがわかるまで一番苦労したな
(走行:87,540km)
(追記)幅の細いフロントタイヤだったからPPバンドでうまく行ったが、リアタイヤだとはたしてどうだろう もう少し苦労するかも…?