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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

24/11/03(Sun) [長年日記]

光軸調整

今回の900SSの車検はなんとか一発で合格したいと鬼門のヘッドライト光軸調整を実施する

これまでは家の倉庫や近所の塀に光を当てて調整していたが、庭や道路が完全に平坦ではないみたいで正確な調整は難しかった

調整自体は丁寧にやれば難しいことはないのだけれど、道路に段差があったり歪んでいると壁に近づけたり離したりする際に前後の傾斜が変わってズレが生じてしまう

今回は水準器を使って極力傾きのない地点を探しておき、目安になるボードも作ってキッチリ合わせるようにしてみた バルブはLEDからハロゲンに戻してある いまや古(いにしえ)のレイブリックレーシングクリア

 

ライトの直前にボードを取り付けた三脚を置いて、まず光軸の中心を合わせる そこから真っすぐ後退していって光の移動する様子を見ながら調整していく

この真っすぐというのがまた難しい 検査では機械でホイールをガチッとロックされるけれど路上では車体の向きがわずかにズレてもそのまま光軸に反映されてしまうから、何度も往復を繰り返し確認する

 

そういえば最近ヘッドライトの車検基準が新しくなったみたいで、今後は基本ロービームが基準になるとのこと しかしながらバイクに関しては(特にうちのような旧車では)以前とほとんど変わりないようだ

新基準は下記のようになる

前方10mの位置を照らした場合で、左右のズレがハイビーム、ロービームともに中心から27cm以内

高さはハイビームはセンターから上10cm、下は地面までの1/5以内

ロービームは水平のカットラインが2cmから15cm下に収まっていること

 

とはいえ実際には遠く離れるほど照射範囲がぼやけてしまうし照度の違いも肉眼では見分けがつかなくなってしまうので、2m前後で調整するのがやりやすい

仮に2mなら上記の基準範囲から1/5以内にすればよい すなわち、左右5.4cm以内、上4mm、下3cm以内に調整するのだ

 

基準はハイビームなのだけれど、SSはエルボー点のあるロービームを参照しつつ調整した方が光軸の中心がわかりやすかった

 

なにせカットレンズのSSのハイビームはこんな感じで光が変に拡散してムラが多い 実際照射範囲が狭いわりには明るくない むしろ中心より周囲の方が明るく見えるでしょ とてもこのまま夜走る気にはなれないね

翌日にも場所を変えてやってみたところほぼ同じ範囲だったので、かなりシビアに調整できたと思う

あと、このためにデジタル照度計を買って使ってみたんだけど、ムラのせいで中心から徐々に端にずらしていってもいったん暗い数値になってまた上がったりと逆に判断に迷うことがあり、やっぱり目視で調整をすることとなった

これだけやって一発合格じゃなかったら泣くぜよ!

Tags: 整備

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