03/05/08(Thu)
▼ 悪夢の京都旅行1 旅立編
2003年の桜も咲こうかという頃のこと。
オレは仕事にも私生活にもすっかり煮詰まってしまった。
ふと思い立ち、気分転換を図るため、京都の桜を見に行くことにした。
4月の2週目にまとめて休みをもらい、宿もネットで手頃な安宿を見つけ、予約した。
あとは京都に飛んで行くばかり。
さて、その交通手段は直前まで迷った。
楽さ快適さを考えれば断然新幹線だが、結局バイクで行くことにした。
バイクで走ってみたい道があったのも理由の一つだ。
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-第1日-
天気は晴れ。
午前10時、家を出発。
国道16号を八王子ICに向けて走る。
八王子ICで中央高速に乗った。
人でいっぱいの談合坂SAで最初の休憩。
この後もおよそ200kmごとに休憩をとる感じだ。
今回、高速の移動の暇つぶしにと思ってラジオを持ってきたのだが、バイクのエンジンをかけた途端、バリバリバリ・・とものすごいノイズ!
アクセルをあおると、回転数に合わせてノイズの量も変わる。
ダメだー、使えない。
当初のもくろみは狂って、ただひたすら走るだけの移動時間となってしまった。
それでもまだ中央道はカーブが多いため、ライドを楽しむことが出来るのが救いだ。
昼に諏訪湖SAに到着。
半分とまではいかないがけっこう距離を稼いだのと、さすがにそろそろ疲れが出てきたようなので、しばらく横になって体を休めることにした。
名神高速に入るとそれまでの山間を行く雰囲気とはガラッと変わり、都市部の高速然となる。
単調な直線道路をひたすら走ると、ようやく京都東ICの看板が見えてきた。
高速を下り、京都市街をめざす。
宿に到着する頃にはすでに日は傾いていた。
裏道にある小さな古びた安宿。
旅館の女主人にあいさつをすると、なにやら連泊したい外人客がいるので、出来れば友達の宿に回ってほしい、という。
この時は特に考えなしにOKしてしまったのだが、思えばこの時からすでに今回の旅行の歯車は狂っていたのかもしれない・・
友達の宿というのはそこから4軒先にある、同じような古宿だった。
軒先にバイクを停めて、部屋に案内される。
いかにも古い造りで狭いが一人旅にはぴったりだ。
荷物を置いて、京都タワー地下にある銭湯に行く。
古びたタワーの地下に銭湯というのも妙な感じだ。
風呂上りにビールを飲りながら市街を徘徊する。
高瀬川沿いの小径を歩くと、桜と古びた建物に風流な気分になった。
門限の10時、宿に戻る。
宿泊客はオレ一人なのだろうか、館内は異様に静かだ。
缶ビールを一杯飲った後床に就くが、抜け道になっているのか、宿の前をひっきりなしに車が通り、うるさかった。
-第1日/了-
04/05/08(Sat)
▼ ひと月ぶりにドカに乗る
今度の休みは雨模様になりそうなので、今日はドカで勤め先に行くことにした。
4月8日のレギュレータ焼け以来である。
恐る恐る走り出すがやはり感触を忘れていた。
こんな軽かったっけ?
こんなにクルクル曲がったっけ?
初めてオフ車からロードスポーツに乗り換えた時もこんな印象だったのを思い出し、ちょっと懐かしい気分にもなった。
05/05/08(Sun)
▼ 深夜の手打ち蕎麦
明日はお休み。
開放的な気分なので、店が引けた後、板橋の丸喜庵に行った。
以前ヒルツさんに教えてもらった店である。
あいかわらずの佇まい。
雑然とした店内もそのまんま。
テレビにはF1。
ご主人はモーターファン?
カウンターに座り、今日は大根合わせ蕎麦を注文。
その名の通り、千切りの大根を絡めた細切り蕎麦の上にかいわれが乗っている。
なかなか美味。
もう一枚田舎蕎麦を頂いて計1,450円。
夜冷え込んだ中に冷たい蕎麦を食べたものだから帰り道の寒いことw
06/05/08(Mon)
▼ ツツジと寺巡り
雨上がりの翌朝。
日中は晴れるが午後からにわか雨もという、どうもすっきりしない予報。
それならばまた近場で、ということで五大尊と塩船観音のツツジを見に行くことにした。
ていうか最近はただでさえ遠出がおっくうになってきた(^-^;
GW明けの通勤時間帯。
幹線道路は混んでいる。
おとなしく車の列に従って、越生へ向かった。
バイクを停め、ツツジ公園を登る。
先日綺麗に咲いていた木は枯れしおれ、まだつぼみだった木が今度は花を咲かせていた。
前回は気がつかなかったが、中間の東屋の左手にも遊歩道が続いていたので行ってみると、そこはツツジの園だった・・
無人の緑の中に色とりどりのツツジが咲いているさまは、箱庭のようでちょっと現実ばなれさえしている。
ウグイスの声を間近に聞きながら、ベンチに腰かけてしばらくぼうっと眺めていた。
続いて五大尊に移動するが、残念ながら大半の花が盛期を過ぎてしまっていた。
時間差で咲く花を鑑賞する場合、タイミングに悩むことがある。
早咲きの花と遅咲きの花がオーバーラップする頃が一番良いのだけれど、用事があったり雨だったりで必ず行けるとも限らない。
ツツジの場合はしおれてしまうとどこやら色が濁るので、遅いよりは早めの方が見映えが良いように思った。
今日は園内あちこちでハチがたくさん飛んでいた。
蜜集めに熱中しているミツバチは良いのだが、クマバチは体が大きくてときおり威嚇してくるのでドキドキしてしまう。
さっき調べたら、クマバチはおとなしい性格で、人を襲ったりすることはないそうだ。なんだ、ホッ。
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県道を南下、青梅に出て塩船観音寺を訪ねた。
コロシアムを思わせるすり鉢状の庭園一面が、ツツジで色鮮やかに埋めつくされる。
ここも若干来るのが遅かったようで、しぼみかけの花が多かった。
自然はなかなかタイミングが難しいね( ̄- ̄)
お寺に来ると、鐘を撞きたくなるよねw
ツツジもきれいだが、ふと目を移すと新緑もまた美しい。
雨上がりの草木の、土のにおい。
街中で生活しているとあまり感じることもなくなってしまった。
昔は草っ原や雑木林なんてそこらじゅうにあったもんだが。
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さて、ノルマ(?)はこなしてしまった。
これからどこに向かうか悩みどころだけど・・
今日は気分も出で立ちも峠走り仕様じゃないので奥多摩もアレだしなー。
・・
!と、行ってみたいと思っていたところがあったよ。
R299を通るたび幾度となく看板を目にした、子の権現と竹寺だ。
いかにも山深そうで、車で行けるのかさえ不安になるちょっとマイナーなスポット。
さっそく行ってみよう(^o^)
名栗経由でR299に出た。
子の権現の看板で折れると、ひなびた集落の中を行く細い道が続く。
折り返しの分岐の後、急勾配の登り坂になり、道を踏み外したら死ぬな〜wなどと思いつつ、どんどん高度を上げていく。
要所要所に小さい看板が出ているのでわかりやすかった。
到着。
橋からの遠望はなかなか。
カラフルな二体の仁王像が守る山門に「遠足の団体様はこちらでお待ち云々」みたいな注意書きがあった。
遠足でこんなところまで来るのかよ・・スゲェなぁ。
いや、もちろんバスでだろうけど、にしてもこんな山奥まで。
子の権現は足腰の神仏だそうである。
俺も膝と腰にガタが出始めてきたので、さっそくお参りして御利益に授かろうと思う。
( ̄人 ̄)
手清めの水が出ておらずえらい倹約だなぁ(ライトな表現)と思ったら、寺には水道が通じていないらしい。
涌き水を溜めてまかなっているそうだ(!)。
立派な社よりもむしろ茅葺の社務所や年季の入った宿坊に興味を惹かれた。
古い建物は手入れも大変だと思うけど、後の世代のためにも維持していってほしいな。
案内看板を見るとどうやら竹寺へも車で直行出来るようだ。
細い急坂を下っていく。
一瞬定峰峠の悪夢を思い出すが、幸いあれほどのキツい折り返しは無く、ほどなく道はなだらかになった。
竹寺は想像したよりもずっと広くて緑濃く、草木の中に寺があるという佇まいだった。
意外な穴場があるものだなぁ。
とてもビッグバイクで峠走りを楽しむようなコースではないけれど、たまにまったり季節を感じに来るのも良いだろう。
紅葉の季節なんかも良さそうだ。
もっともハイカーやチャリダーにはちょうどお手頃なコースらしい。
あの坂はキツそうだけどなぁ〜w
雲行きが怪しくなってきたので、早めに帰路に着くことにした。
ひなびた山里の中を抜けていくと「名栗への近道」の看板があった。
真っすぐ進んでもどこに出るのかわからなかったので、看板に従って折れると林道原市場名栗線だった。
よく整備された舗装林道で走りやすい。
人気の無い林道で名栗まで出たが、思い返すと折れずにあのまま進んでいれば原市場に出られたのだ。
そっちの方が早かったよ。あらら(^-^;
▼ オイル交換
帰宅後すぐにオイル交換を行なった。
案の定、出てきたオイルは真っ黒。
オイルフィルターも交換。
距離を走ったせいか、このところシフトの入りが硬かったのが改善するといいな。
オイルは今回もMotorex Top Speedの15w-50。
セールで買い置きしておいたやつもこれで終わり。
次は何にしようか。
(走行66180km)
08/05/08(Thu)
▼ SONY MDR-EX85SL
MPIO付属のイヤホンが断線してしまったので新しいイヤホンを物色に行った。
近所のK'sに行くと、嬉しいことに試聴コーナーがあったので早速聞き比べてみる。音作りはメーカーによって全然変わるし、同じメーカーでもモデルによって違ったりするのは周知の通り。
ちなみに昨日試しに100均で買ったイヤホンはモコモコの再生音でまったくお話にならなかった。そうそううまい話はない(;^ー^)
で、SONYのMDR-EX85SLを買ってきた。ヘッドホン関係は俺はどうもソニーの音が好みのようである。
試聴したのは上位機種の90SLだったけど、その場で口コミを調べたら倍近い価格ほどには大きな差は無いとのことなので、よりリーズナブルということで85SLに決定。ほどよいドンシャリ具合で、これまで補正していたMPIOのEQをフラットに戻してちょうど良いバランスになった。
弱点として音漏れが酷いともコメントにあったが、カナル式(耳の穴にはめ込むタイプ)にしてはたしかにちょっと大きめだ。安全上あまり外界と遮蔽しないようにしているのかもしれない。とはいえ小さなノイズはしっかりシャットアウトしてくれるので電車通勤も楽しくなるね^^
19/05/08(Wed)
▼ SSまたもバッテリーあがり
今日は雨の心配なさそう ドカで秩父辺りを流してこようかな…と思って大通りでキーをONにしてもインジケーターが点かない フューエルポンプがウィィン…と始動する音もなし…メインヒューズかリレー?
一応、まさかな…と思いつつバッテリー電圧を測ってみる…7.3V…!? またかーッ!
うちのSS2号機はしばらく乗らない間にバッテリーが完全に上がってしまったことが何回かあって、特に雨の後になるように思う 自然放電にしてはあまりにも電圧の落ちこみが酷いので、もしかしたらどこかのハーネスでリークしているのかもしれない あるいはサブライトかイグニッションのリレーから漏れてるのかも…
これだけ電圧が低下してしまうともはやBAL充電器も反応しない しばらくACアダプターにつなぐと充電器が作動可能な電圧までいったん上がったものの、しばらく後に様子を伺いに行くとまた充電が切れていて、電圧は6Vにまで落ちていた… 死 亡 確 認
出かけるのを諦めて部屋で腐っていた時、前のバッテリーを保管してあったのをふと思い出した 倉庫から出して電圧を測ってみると12.3Vと良好な状態 さっそく載せ換える 冬期以外も充電器につないでおかないとダメか
▼ アドレスでぶらぶら
ということでドカではなくアドレスで昼食がてら近所を流してくることにする
古めの食堂を探して、なんとなく上尾から旧中山道を北上してみた 甲州街道ほどではないけれど、時々宿場跡の面影が現れるとちょっとした旅情を感じたりもする
しかしシャッター街ばかりで食事できる店が全然ない 旧道沿いならその手の食堂やラーメン屋が残っているかと思ったけれど、よくよく考えればもうそういう店は令和を迎える前にほとんど廃業してしまっているのだろう かといって今日はバイパス沿いのチェーン店には入る気がしない
鴻巣まで来たところで諦めて川越方面に折れると、なにやら見晴らしのいい立派な運動公園のようなところに出た
コスモスアリーナふきあげ、まあ市民センターだね あ、あの冠水橋には見覚えがあるぞ
川の反対側に渡ってみるとああ、やっぱり来たことのある場所だった てことは吉見の広域農道の近くだ
木橋の趣のあるこの橋も以前にドカで来たことがあった
しょうがないから市内に戻って丸亀でうどんでも食べよう(結局それかい)
24/05/08(Wed)
▼ 平成の森公園 バラの小径
この時期楽しみにしている平成の森公園のバラ園(バラの小径)がGW中に見頃になったとの情報 毎年行くのが見頃過ぎになってしまうので今年は早速行ってみた
一日天気が悪く午後からは雨になるらしいから、夜が明けてすぐに出かける
うーん、それでもやっぱり少し遅かったか すでに散っていたりしおれかけた花が多かった あとこのところ昔に比べて花がだいぶ少なくなった気がしてたけど、疎らな印象は変わらず 寄贈者の銘はあってもほとんど咲いてない一角もちらほら 管理が難しいのかな
とはいえ様々な色や品種のバラが目の保養になることは間違いない ありがたく鑑賞させていただこう