05/11/09(Wed) [長年日記]
▼ 色づく奥多摩
昨夜は、あまりの眠さに日をまたがずして床にが就いた。
おかげで今朝は5時には目が覚めてしまった。
録りたまったビデオを見ているうちにすっかり空も白んで、またも雲ひとつ無い快晴・・ウズウズ
ええーい、仕事前にひとっ走りして来るかぁぁ!
7時半に家を出、県央道から陣馬街道に向かう。
ICを出ると道が混んでいたので、何度かすり抜けでパスしたが、秋川街道(●)の渋滞でつかまった。
片側1車線の狭い道だが高尾方面に折れる車が多く、右折レーンが無いので渋滞の原因になるようだ。
川原宿(●)で折れると途端に道は狭まり、登校中の学生たちが徒歩や自転車で、道の両側にゾロゾロと列をなしており、前のドライバーたちも通過するのに気を遣っている。
のどかな雰囲気の場所だけに、そんな光景もなんだか妙に微笑ましく見えてしまう。
にしても、こんな田舎にも(悪い意味でなく)こんなに大勢、子供がいたんだなぁ。
夕焼け小焼けの里のあたりまで来ると、ほとんど往来もなくなった。
日なたにバイクを停め、早朝の山間の冷気で冷えた体を、陽射しと缶コーヒーで温める。
山に入るにつれて、木々も色づきを増していく。
木々の照り返しによるのか、辺りに注がれる太陽光線までが白色ではなく、黄色く色づいて見えた。
狭く暗い山道を上っていく。
険しいつづら折れの合間に、一瞬ふと、展望が開ける。
・・毎度こういう時になって思い出すのだが、コンパスを一個持ってくれば、目の前に広がる町や山がどこかすぐわかるのに。
百均ショップに売ってないかな?
峠に着いた。
平日早朝の和田峠に人の気配は無い。
日陰で寒いし、小用を済ませてすぐ下ろう。
峠から下っていると再び展望が開け、今度は富士山の姿が目前に雄々しく浮かんでいた。
月に何度か程度のツーリングで、こんなにくっきりとした富士山を見られるのはなかなかないことだ。
今日来て良かった。
素直にそう思うのみである。
裏周遊に出るつもりで県道522号(●)を走っていたら、分岐を間違えて甲武トンネルに向かっていた。
その後は松姫峠に行こうと思っていたので遠回りになるが、いまさら引き返すのもアレなので、そのまま檜原街道で本当の周遊に向かう。
が、実はこれが大正解で・・
数馬ゲートから上っていくと、オレンジ色に染まった山々が。
そして都民の森あたりから、周遊道路は紅葉の真っ只中で真っ赤っか。
どうも今まで散りぎわの時期ばかりに走っていたようで、周遊にこんなに赤が多いとは知らなかった。
残念なのは、せっかく赤くキレイに色づいた場所に限って、なんでか道路工事が多かったこと。
単なる偶然だろうけど・・
お腹が減ったので、三頭橋のたもとの矢久亭でなめこそばを食べた。
ここにしたのは、3軒の中でここだけ入ったことがなかったから。
つゆが熱すぎたせいか、蕎麦がちょっと柔らかめ?
評価は特に可もなく不可もなく・・かな。
湖岸沿いにR139を進み、原始村の林道を経て、松姫峠(●)を目指す。
昔はスリッピーで大の苦手だったこの道も、今日は枯れ松の葉も路肩に残るのみで走りやすい。
そういえば途中、道路に積もった落ち葉を拾い集めているオバチャンがいたけど・・まさか地元の人が掃除しているとか?
・・いやいや、わざわざそんな大変なことしないか?
数台のバイクと行き交いつつ、先に進む。
オレンジ色に染まった山が逆光に輝いていた。
木が萌えてるよ〜
ホントに来て良かった(^^)
ともあれ松姫峠。
いつもの断崖ヘアピン2段目の路肩にバイクを停め、広大なパノラマを堪能する。
う〜ん、毎度のことながらスゴイ眺めだ。
特に今日みたいな快晴の日は、いつにもまして景色に吸いこまれそうで、ちょっと怖いくらいである。
もし奥多摩に来ていながら、こんな絶景スポットがあることを知らない人がいたら、まったく損をしている。
長い山道を下る間にも、山は美しく着飾って目を楽しませてくれる。
こういう時は交通量が少ないことがありがたい。
コーナーを注意していれば、景色を見る余裕がある。
#わき見運転はイケマセン・・
今日の最終目的地である猿橋(●)に到着。
今朝の紅葉情報では「見頃」になってはいたが、まだまだ色づき始めといった感じ。
川岸のモミジが色づくのは当分先のようだ。
来れたらまた再来週あたりに来てみよう。
さて、お勤めに行くか〜!