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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

08/04/21(Mon) [長年日記]

中正寺の枝垂れ桜

上野村に中正寺という枝垂れ桜の名所があることを聞き、行ってみることにした。

雲は薄いものの、イマイチすっきりしない天気の中川越を出発。午前9時の幹線の渋滞を抜けてR299の山間部にたどりついた。

山間部に入ると今度は雨粒がシールドにポタポタと当たりだし少々不安になったが、幸いそれ以上落ちてくることはなく、道の駅あしがくぼにて小休止を取る。

道中は車も多かったが、道の駅にいると休憩に立ち寄るバイクも案外多い。彼らも平日休みの人たちなのだろうな。

咲き誇る春の花で山里の景色はどこもかしこも色とりどりだ。彩度の落ちた茶色だった山肌もすっかり萌えた若草色に輝いている。もうちょっと天気が良ければ色が映えるのにね。

 

R140から巴川橋を渡り、裏道のr209からR299のさらなる奥へと向かう。ようやくペースも上がり始める。

志賀坂峠の路面の砂もほぼ無くなっており、快適なワインディングを楽しめた。相変わらず金山志賀坂林道への道はゲートが掛かっていたが・・早く開通するといいな。

 

群馬に抜けるとすっきりとした青空が広がり、気温は25℃まで上がった。

恐竜センターの手前にある神高屋で昼食。

初めて入る店だがざるうどん(大)が520円となかなか安かった。うどんは田舎風でなくもちもちした食感。

 

すでに午後2時を過ぎていたので先を急ぐ。

相変わらずガラガラのバイパス道路をカッ飛んで、上野村楢原集落への旧道に下り、昔ながらの渓谷沿いの狭い道を進んでいくと、中学校の校庭の桜が見事に満開だ。目的地の中正寺()はそのすぐ先の高台にあった。

 

人気の無い素朴な寺の敷地に樹齢500年の枝垂れ桜が咲いていた。

 

▲ソメイヨシノと枝垂れ桜の共演

 

▲手前の枝垂れ桜は原木から接ぎ木されて育ったものだそうだ

ゆったりと時間が流れる静寂の中、一羽のウグイスが鳴いた。

数名の客が立ち寄った以外は半貸し切り状態で、カメラマンでイモ洗い状態の有名寺とはまったく違うのどかな雰囲気である。

 

 

小一時間もいただろうか、日がだいぶ傾いた頃、寺を後にしオレンジに染まった景色の中、行きとほぼ同ルートで帰路に着いた。穏やかな春を満喫した一日だった。


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