10/01/10(Sun) [長年日記]
▼ リペアの依頼
Westoneのブリッジ剥がれがいよいよヤバくなってきたので、以前OMのナット交換を頼んだ日高市のBird Spotさんに修理を依頼に行った。
▲ここまで浮いたらもう直すしかないね
その後は東大和市にあるやはり個人リペアマンさんの工房を訪れ、フレットの消耗の酷いOMの状態を診断してもらう。ここはリペア作業の開始まで半年以上予約待ちするほどの人気のある店である。フレット周りとボディのキズの修理をお願いするつもりだったが、このリペアマンさん曰く、さほど深刻ではないキズを直すよりナット、サドルも含めた弦周りのトータルな調整をした方が良いとのこと。楽器は音が命だから至極もっともだ。
商談室(工房はマンションの一室)にはうちのOM-28Vの倍くらいもするDやOMのMarquisが何本も掛かっていて、それを調整前後の比較用として弾かせて頂けたのだが、調整云々よりもVとMarquisではやっぱりモノ自体の出来が全然違うんだなぁと痛感させられた。特に巻弦の音がクリアで素晴らしい。単純にトップ材の違いなのかな。ま、隣の芝を羨んでても仕方ないか。
調整に関しては音が劇的に変わるというわけではないがそれよりも演奏性の向上が著しいと感じた。左手のタッチは柔らかいのに実際の音は軽やかに鳴り響くのだ。待ち遠しいうちのギターのリペア着工は春頃。
▼ 樹庵
日高から東大和の店の約束の時間までだいぶあるので、その移動の合間に樹庵(いつきあん)に行ってみた。一度目の来訪は場所がわからず道に迷い二度目は定休日で、今回が三度目の正直。満席で30分待ったよ。
ここは民家をちょっと改造してそのままお店にしているためかカウンター席的な場所がなかった。なので一人で四人用のテーブルを占領するのは少々申し訳なかったが、自分のような一人客はあまり対象にしていないのかな。ともあれ十割の田舎そばと二八のもりそばを注文。
▲コシがあってしっかりした田舎そば
盛りもそこそこあって二枚で1,400円は手打ち蕎麦にしては良心的だと思う。俺には物足りなかったけど、麺もつけ汁も丁寧で上品な味だった。高麗神社や聖天院の近くだし、隠れ家的な要素もあって年配の人には合うんじゃないかな。