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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

12/04/16(Mon) [長年日記]

山梨桜巡り

一昨日の雨でこの辺の桜の季節はほぼ終わってしまったけれど、山の見頃はまだまだこれからが本番!今日は今まで訪ねたことがなかった山梨の有名なスポットを巡ってみようと思う。

 

午前5時過ぎ、支度をして家を出た。高速に乗って青梅を過ぎて山間部に入ると、冬装備でも手足がかじかむような気温だ。思わず藤野PAに寄ってヒーテッドジャケットのコントローラーを装着した。む〜、あったかあったか、やっぱり素晴らしいアイテム!

気がかりなのは空をずっと灰色の雲が覆っていること。せっかくの花も日の光がなくては魅力が半減だからな・・これから雲が取れてくれるのを祈ろう。

勝沼まで来ると、路面に影が映るまで日が強くなって、かすかに青空も覗いた。けれど期待もつかの間、甲府辺りからまた雲が厚くなってしまう。

 

現地を訪ねる前に、談合坂SAに寄って腹ごしらえをすることにした。

下り線の談合坂SAは、より大規模で近代的な上り側と比べるとちょっと旧態依然とした造りだったが、リニューアルしてウッディ調のオシャレな装いになっていた。最近あちこちのSAがリニューアルしているね。新しく開通した新東名にもそのうち(いつになるのか・・)行ってみたいな。

うどんの方はまあ、値段のわりに味はそれなり・・な感じ。がんばってはいるんだけど、そこはしょせんSA、あんまり期待し過ぎちゃいけないか。特に麺類なんかは、オペレーションに制限があるSAじゃ毎回打ちたて、茹でたてを出せる一般の店舗には絶対敵わない。

 

韮崎ICで高速を下りて、ナビを頼りに目的地へ。近くまで来るとちゃんと案内の看板が立っていてた。

わに塚の桜。桜好きの人には超有名なスポット。俺は人混み嫌いなので敬遠していたが、やっぱり一度はこの目で見ておかないと。

人出を避けて平日の早朝に来たわけだけど、やっぱり三脚を立てたアマチュアカメラマンたちがずらっと並んでいるw

それは立派な巨木なのだが、すぐそばを送電線タワーや電線が横切る殺風景な場所にある。観光地然としていないその素朴さも魅力の一つなのかもしれない。しかし背景に無粋な物体を入れないように全景を捉えるにはポジションが限られるから、好天の休日なんかは場所取りが大変そうだ。

遠巻きに眺めたり、間近から見上げたりしてみたけど、今日の天候では、俺の目には多くの人を惹きつけてやまない孤高の銘木のオーラは感じ取れなかった。残念。だが陽射しを待っても雲は厚く、取れてくれそうにない。もしかしてこの天気では夜に来た方が良かっただろうか?

 

わに塚を後にして、周囲の桜を見ながらのんびりとクルージング。次は武川町まで北上して、実相寺の山高神代桜を見に行く。たぶんこの2ヶ所セットはメジャーなコースだよね。

静かな山里がお寺の一角まで来ると途端に賑やかに。神代桜の他にも境内中が満開の桜でいっぱいだ。ピンク、ピンク、ピンク。桃なら桃源郷だけど桜は?

山門前で干しぶどうを振る舞ってくれたおじさんの「はるばるようこそ!」の言葉にちょっとほっこりした。

順路を辿って進んでいく。なかなかメインとなる神代桜は出て来ないが、全国の銘木の子孫という桜がまたそれぞれ1本1本立派で見飽きない。

お参りを済ませていよいよご対面。幹、太っ!昔はこの上に樹幹がこのままドンとそびえ立っていたのだろうか。幹は折れ、枝を支柱で保持されて、こんな一見ボロボロの姿になってもまだ鮮やかな花を咲かせてるんだ、すごい。なんていうか、風格、貫禄だね。

反対側に回って見るとこういう感じ。南側のこちらの方が正面?になるのだろうか。

一時、生命力が衰えてしまったこの古木を再生させる様子をTVのドキュメント番組で見た覚えがある。その努力の甲斐あって今こうして綺麗な花を観賞することが出来るのだ。

 

須玉ICから勝沼ICに戻る。農園が広がる一宮御坂は桃が一面鮮やかに咲いていて目を和ませる。この辺りは雲も切れ切れで、気温もグンと上昇する。インナーを1枚脱ぎ、ヒーテッドジャケットのコントローラーも取り外す。

国道をすぐに折れてくねった県道を上っていくと勝沼ぶどう郷駅に着く。駅の一角からホーム沿いに桜の並木が続いている。

 

甚六桜と呼ばれている。ちょうど満開で、レトロな田舎駅の風景と相まってなんとも居心地よい空間だ。何本も列車が通り過ぎる間そこでまったりと過ごした。

 

 

そのまま県道を進んで行くと、鉄道オタには有名な撮影ポイントがあって、この日もその手の人々がカメラで狙っていた。ちょうど列車がやって来たので俺も1枚シャッターを切る。古びた貨物列車っていうのがまたいい風情だねえ。でもマニアたちの狙いは別の列車のようだった。

 

塩山フルーツラインから慈雲寺へ。名物のイトザクラが見頃とあって、平日ながら駐車場への狭いアクセス道路はごったがえしている。農作業をしていたご近所のおばちゃんに断って裏道にバイクを止めさせてもらった。

 

ここに来るのは何度目かな。来る度にどんどん人の出が増えている気がする。相変わらず見事な巨木。でも満開ではあるけれど、なんだか以前より花のつきが少ないようにも見える。前はもっとカツラで盛り上げたみたいにワサッとしていたような。糸のように垂れる枝先を見ると花がスカスカだ。今年たまたまなのか、それとも・・? 今度来た時には有無を言わせないくらいの見事な花を見せてもらえるといいな。

 

R411から柳沢峠を経て久しぶりの奥多摩へ。例によって三頭橋のたもとでコーヒーブレイクといくが、山ではまだ梅の終盤で、桜はこれからだ。周遊道路を軽く流して檜原街道に抜ける。

そろそろお腹も減ったので、払沢の滝入口の食事処でカレーでも食べようと思い店に入ったところ、なんだか感じが違う。なんたること、前のお店はすでに閉店していてイタリアンレストランになっていたのだった。

持って来られたメニューを見るとランチのコース2種類しかなかった。地産の野菜たっぷりでまあリーズナブルで美味しかったのだけれど、基本食事はパパッと済ませたい俺にはゆったりしたコース料理は合わないなあw

それじゃ後はゆっくりと家路に着くとしますか。今月はまだまだ桜ツーリングを満喫するよ!

本日のコメント(全2件) [コメントを書く]
> siba (12/04/28(Sat) 22:59)

なんだ、俺の代わりに行ってくれてたのか (^Д^)ノ 今年はたいして行けなかったからなぁ

> kato (12/04/29(Sun) 01:16)

お疲れさまです。わに塚は天気がイマイチだったのだけ残念でした。来年はsibaブログを参考に(笑)高遠にも行ってみたいな。


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