15/07/21(Tue) [長年日記]
▼ 朝駆け 雁坂トンネル
この時期バイクで快適に走りたいなら早朝・深夜しかない。ということで久々早朝ツーリングに出た。秩父で駅蕎麦でも食べて、暑くなる前にとっとと帰ってこようというつもり。
さすがに5時前ともなるとどの道もガラガラ。実にスムーズに山間部までやってきた。どこやらムワッとした空気が少々不快だ。
山道に入っても湿気の多さは変わらない。肌寒さを感じるくらいの気温ではあるのだが。
正丸駅を過ぎた辺りで大型車の行列に遭遇してしまったので、急ぐ旅でもなしということで正丸峠方面に折れた。ハーフウェット路面で走りづらいが、野鳥や鹿が闊歩する早朝の林道を楽しんだ。
茶屋前でバイクを停める。
無人の峠
峠付近はやや煙っていた
r53からR299に下った。道の駅あしがくぼにて小休止。どうしたもんかな。駅蕎麦が開くのが7時半、まだ6時を回ったところだもの。羊山公園で時間を潰すか。
雲を纏った武甲山
羊山公園から早朝の秩父市街。朝の光を浴びて美しい。
来てはみたもののやっぱり暇を持て余してしまい、この際蕎麦は諦め、奥秩父に向かうことにした。
いつでも混んでいるイメージのR140も平日朝はガラガラ。これまた快適に市街を抜けて山間のワインディングを楽しむ。今日は二瀬ダムを経ず素直にバイパスへ。太陽が高くなるにつれ湿気が蒸発して、体に当たる風が心地よくなってきた。
雷電廿六木橋(ループ橋)
冷んやり肌寒いトンネルを抜け峠道をグングンと駆け上がっていくと、あっという間に雁坂大橋に到着。
おっと、料金表示の看板に無 料の文字が。そう、雁坂トンネルは11月まで通行無料なのだ!
ということでせっかくだから山梨に抜けて奥多摩を回ってこよう。
長いトンネル区間でもその後の雁坂みちでも他に車は皆無で、一気に麓まで下ってきた。
フルーツラインに折れ、R411との分岐を一つ先走り、座禅草のみち(r207)なるところに迷い込んでしまった。馴染みの地域でも全く未知の道を走るのは案外探索気分が高まる。
林道脇の清流
ルートに復帰、柳沢峠で水分補給。雲間から富士山が頭を出していた。
その後はそのままノンストップで周遊道路へ。丹波渓谷ではまた新しいバイパス工事が…
檜原街道に出るととうとう真夏の熱気が襲ってきた。山の中は最低気温19℃と寒いくらいだったのに…。黙々と車の後を走り、圏央道に乗って11時帰宅。
後半は走りづめで結局何も食べなかったな。飯の楽しみを除けばやっぱり早朝ツーは超快適!
今日は軽く流す程度と思って、風通しの良いシンテーゼ10を履いてきたのだけれど、峠走りに移行した途端、開口部がしばしば左ステップのヒールガードに引っ掛かって非常にストレスだった。純正ステップでは問題なかったんだけど。
柳沢峠辺りから例の肩痛の症状が出始めて、特に下りの右ヘアピンでは時おり痺れた感じで右手にあまり力が入らなくなり、これ以上悪化するようだと困りもの…