17/02/16(Thu) [長年日記]
▼ SR-15CEの修理
お店で使っているFender Japan SR-15CEの調子が悪くなった。
何もつながない状態で電源を入れるとブツ・・ブツ・・バチッ!と大きなノイズが出る。収まる時もあるが、シールドを揺らしたりツマミをいじった拍子にしばしば再発する。酷い時にはボリュームが0でも全開の爆音で音が鳴ることすらあった。
開けてみても目視では部品の焼けやパターンの欠損などのおかしなところは見当たらず、とりあえずジャックとポットの接点を洗浄し、ポットの足(端子)をしっかりカシめ直して(CTS以外のポットでは足のカシメ部が緩んで接触不良を起こすのを何度も経験した)さらにハンダで補強。しかし異常は収まらず。
ポットを押し引きしたり、軽く基板をたわめたりすると症状が出ることから、いずれかのポット周りのパターンが浮いているのかと疑い怪しい箇所を空中配線でバイパス。さらに基板上のハンダを全てやり直した。しかしこれでもダメ…
今度はポットを新品に交換してみた。とはいえまったく同じ物(基板に直挿しする端子のタイプ)は見当たらなかったので、基板に挿せるようにニッパーで足を加工して取り付けた。これでもダメなら次はコンデンサを全交換してやる!
すると完全に症状は治まった。ノイズの原因はポットの劣化だったのだ。万能のケイグでもヘタったポットを完全には復活出来なかったのだ。ガリが出るくらいじゃなくてこんなこともあるんだなあ。
Total: Today: Yesterday: