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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

17/11/10(Fri) [長年日記]

セルモーター修理

900SSのセルモーターの部品 メーカーからは出ていないが、デンソー製OEMのパーツをヤフオクにて5千円弱でリーズナブルに入手 仮にディーラーで新品のセルモーターを買うと5、6万するらしい…?

 

車載状態でブラシを交換するにはオイルクーラーのラインを外さなければならない オイルはトロトロと垂れてくる程度だった おっと、バッテリーのマイナス端子を外すのを忘れずに!

オイルクーラーを外してもそのままではクランクケースに当たって内側のボルトが抜けない コミュテーターを少し引き抜いてボディごと右にずらすことになるが、やりすぎるとシャフトやエンジン内部のギアでオイルシールを痛めてしまうから要注意だ(もしかしたらコミュテーターを動かさなくても外側のボディだけを回転させて抜くことが出来たのかもしれない)

ボルトをフリーにしたらクランクケースの凸部を避ける位置にボディを回す 限られた作業スペースの中、なんとかやりくりして右カバーを外せた

 

プラス側のブラシが斜めに激減りして見るも無残な姿…! 平面もまったく出ていない段付きギザギザ状態 そりゃセルも回らんわ…

 

当然ながらコミュテーターの接触面も黒ずんでいた 表面をワイヤーブラシと#800〜#1200くらいのペーパーでゴシゴシと綺麗にする 最後にコンパウンドで磨いた マグネットの脱落はなし

 

カバーの端子はナットをグラインダーで飛ばしてやっとフリーになった

 

新しいブラシをカバーに組み込んだ図 端子とカバーがショートしていないかテスターでチェック

電気系なので取り返しのつかないことにならないかビビっていたが、案外構造はシンプル LEDテール作る時とかの方がよっぽどめんどくさい

 

だがそこからが地獄だった… まずカバーがハマらない ブラシを先にカバーに組んでしまうとスプリングで押されているのでコミュテーターに入らないのだ

先にコミュテーターにブラシを装着してからカバーをハメる 左親指でプラス側のブラシを押さえつつコミュテーターにハメて、カバーの隙間からマイナスドライバーでアース側のブラシを縮めながら装着するとスムーズにいく この手順を見つけるまで紆余曲折…

そして次はマグネットやブラシのプレートにつっかえてカバーのボルトが入らなかったり、やっと締められたと思ったら空回りしてたり… ボディ、カバー、ブラシの位置決めに四苦八苦 ほんと泣きたくなったよ マーキング大事

最終的にここまで3時間掛かった ようやく正しい位置にセットできて、オイルラインを戻し、バッテリーをつないでセルを押す

やった、動いた すごい勢いだ!

しかしながらクランキングには至らずワンウェイは空転を繰り返す… 今回は6回目でようやくエンジンが掛かったけれど、ワンウェイの滑りはかなり悪化しているようだ こんな状態じゃ不安で仕方ないし、2万以上掛かるけど交換してしまおうかな…

・・

追記:後日またエンジンをかけてみたけど、やっぱり空転が著しい なんとセル20回目にしてエンジン始動 間違いなくバッテリーとセルモーターに悪影響なのでワンウェイベアリングを交換することに決め、オランダのパーツ屋に純正部品を注文 国内より3千円安かった

Tags: 整備
本日のコメント(全2件) [コメントを書く]
> masukeri (19/12/22(Sun) 09:26)

教えてください。セルモーターの内側のボルトの外し方 お願いいたします。

> kato (20/12/26(Sat) 07:10)

気づくのが遅れてスミマセン<br>もう解決されてると思いますが、本体ごと微妙にズラしてなんとか抜き取ります(汗


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