06/06/02(Fri) [長年日記]
▼ R299夜走り
ヘアピンがどうの、なんて話じゃないよ!
今までとんでもない状態のバイクに乗ってたんだな。
今日仕事の後R299を流しに行ったわけだけれども、ステム周りをOHした結果は歴然。
これまでヘアピン、交差点の右左折やUターンなんかでは、バイクを倒してもステアリングがなかなか切れて来ないので、アクセルを開けると大回りすることが多かった。
そういう時はいったんクラッチを切って対処したりしていたが、まずそれが必要なくなった。
もっと怖いのは、ステアリングが切れて来ないのでさらにバンクさせると、遅れて急に切れこんできたりして、あわててバイクを立て直したりすることも。
今はバイクを倒せば倒しただけ、リアルタイムで素直にステアリングが切れるので、大回りの心配なくアクセルを当てることが出来るようになった(本来それが当たり前なのだが・・慣れは恐ろしい)。
上の速度レンジだと低速ほどには違わないんじゃないかと思っていたら、これがまたとんでもない大間違い。
俺は峠走りでも絶対に不可侵のマージンを残しておくモットー(←今あんまり使わないね)だが、進入でちょっと速過ぎたかなという時など、リカバリーするのにどこやら苦労することが最近多かった。
それは、ステアリングの動きが渋いので、ブレーキング中にラインを変えるのが困難だったからだとわかった。
ブレーキング中でもステアリングはフリー。
進入でラインを変えられるとこんなに安全で楽チンだったなんて。
旋回中も荷重のかけ具合、バンク角の微妙な調整で自由にラインを選ぶことが出来る。
今まで1秒で使い切っていたマージンが2秒になった感じ。
すばらしい。
これだけ毎週のように連れ回しているのに、今まで酷い状態で乗っていたのを思うとなんだかバイクにすまない気持ちになって、思わず涙腺が緩みそうになった。
快調に走れることが嬉しい。
走行も66,666kmを越えた。
これなら10万キロだって乗れるに違いない。