07/06/17(Sun) [長年日記]
▼ 那須 北温泉
午前8時、東北道蓮田SAでヒルツさんと待ち合わせ。先週雨でボツった那須温泉ツーリングである。
R16を岩槻に向かい、東北道に乗った。入梅した翌日から晴れが続くとはラッキーだぜ〜。ていうか、これだけ降らないと渇水の方が心配かも。
宇都宮JCTで日光宇都宮道路に乗り継ぎ、市街を抜けて霧降高原道路(現在無料)へ。
ずっとイエローラインが続くため、先行するあまりにも遅いサンデードライバーのために たちまち渋滞の列が出来た。「自分は制限速度を守って運転してるんだ、なにが悪い!」・・ハイ、その通りなんですけど、円滑な交通の流れを阻害していることも深く認識して欲しいさ〜
まぁその気になれば機動性のあるバイクにはあまり関係ないハナシ・・^^; ただリスクはあるからね。
ということで一瞬イエローが切れたところで一気に前に出ると、そこからは快適なワインディング・ランを楽しめた。例の車を抜いてからは前にはたったの一台も現れなかったから、まったくずいぶんとフタをしてくれたものだね!しかも一番美味しいところを凸(ーー;) きっと他のクルマたちは今なお被害を被っているんだろうな・・可哀想に。
霧降高原道路は爽快なワインディング。だが、ちょっとバンクを深めてアクセルを開けるとすぐタイヤが滑ってしまい、あまりペースを上げられない。前モデルよりも皮剥きに時間がかかる印象だ。新製品で製造間もないはずだから単にワックスのせいだろうか? あらかじめ溶剤や紙ヤスリでひと皮剥いてしまうという手もあるみたい。
この間いじったキャブもまだ調子がおかしくて、平地ではまったく快調だったのに、峠の、特に下りで頻繁にエンブレを使うようになるとまた一瞬飛び出すような症状が起き始めた>< いじる前に比べて若干低開度で起きるようになったような?? こちらももっとしっかり煮詰めないといけないな。
大笹牧場のレストハウスにて休憩。モノスゴイバイクと車の数!
霧降道路には何度も来てるけど、ここに寄ったのは俺は実は初めてだ。いつも区間一気走りだからな。気持ち良くワインディング走ってると途中で停まりたくないんだよねw
シューマイ串とソフトクリームを食べる。どちらも美味しい!ソフトクリームは甘さ控えめなのも良い。ここにはハンバーガーが無かったのが残念!
霧降道路から川治温泉に出て、日塩もみじラインを走る。さすがに紅葉シーズンと比べると車は少ない。アクセル開度を高く保って走るようにすると例のエンブレ症状もあまり出なかった。ただし、アクセルを戻すと時たまパスパス言っていた。
昼食は塩原温泉でスープやきそばを食べようというヒルツさんの提案。それって美味いの・・?^^;
吊り橋のたもとの駐車場にバイクを停めて店に行ってみるが・・そのヒルツさんご推薦の店のドアには本日休業の札が・・ガーン。スープ焼きそばは謎のまま終わりました。
那須温泉までの道沿いで食事処に適当に入ろう、ということで再び出発。
県道30号はツーリングマップルでは紫のオススメルートなわけだが、チンタラ走る車の後ろでは爽快さも半減である。イエローにするなら追い越し区間も作っといてくれって話だ。
板室温泉方面に折れて山道に入ると車も減ってペースが上がった。
十割蕎麦のノボリに誘われて、温泉街を過ぎてすぐ見かけた柏屋という一軒の蕎麦屋に入る。車通りの少ない山間なのに意外と混んでいた。
二人揃って大盛りの辛味大根蕎麦を注文。コシの強い細めの麺に江戸蕎麦風超辛めのつゆが合う。蕎麦の水切りがずいぶんと念入りだった。もうちょっと水気が残ってても良いかも。つゆを薄めさせない配慮か?蕎麦湯の美味さは特筆ものだった。
あっさり山道は終わって県道17号を那須の温泉街へ。ボルケーノハイウェイの料金所を通って、本日の目的地北温泉を目指す。
北温泉への分岐を進んだ終点の駐車場にバイクを停める。ここからは歩き。舗装道路を川面沿いに建つ温泉へと下りていく。
・・おぉ〜これはぁ、スゴイぞ・・! 眼前に秘湯の香りプンプンの大いに鄙びた一軒宿が姿を現した。
玄関前には広々とした温泉プールがあり、水着の家族連れが楽しんでいる。おや〜?俺海パンなんて持ってきてないぞ。あ、裸でもおk? 了解です^^
自販機で入浴券を買う。帰りにフロントにある小箱に入れるのだそうだ。
さっそく内湯に行ってみる。駐車場の車が多かったので相当混んでいるのかと身構えたが、風呂自体には人は少なかった。泊り客の車か、あるいは登山客が停めていたのかもしれない。
巨大な天狗の木彫りが壁に掛けられ、湯治場の雰囲気漂う味わい深い浴室である。隣は打たせ湯+寝湯と、個室風のぬる湯になっている。いいなぁ、つげ義春の世界だなぁ^^
注がれてくる源泉は結構熱くて、水でうめている。熱い湯の苦手な俺は水の注ぎ口近くに陣どった。
続いて温泉プールに移動。
さすがにこの広さだとお湯もぬるくて、ゆっくり漬かるのにちょうど良い。もっとも源泉なのか加水しているのかはわからない。
熱った体をベンチに置くと、山間の涼しい空気が心地良く冷ましてくれる。
北温泉を後にする。
今日は車に邪魔されてあまり走った気がしないが、時刻はもう午後3時半になっている。そろそろ帰路に着くことにしよう。
最後にボルケーノハイウェイを一周して県道30号から西那須塩原ICに向かう。若干睡眠不足のところへクルマの牛歩戦術を喰らって何度も睡魔に襲われ、意識を保つのが大変だった。
サンデードライバーで賑わう羽生PAで最後の休憩をしてヒルツさんと別れる。
道々フタをする車にはまいったけど、温泉は風情があってとても良かった。ともあれ眠い・・