08/01/28(Mon) [長年日記]
▼ 秩父川端温泉 梵の湯
秩父の凡の湯がリニューアルして本格的な日帰り施設をオープンさせたというので、調査に行ってきた。凡の湯は、キャンプ場に併設された6〜7人も入ればいっぱいのこじんまりとした施設だが、濃厚なぬるすべ感を味わえるたいへん良い温泉で、オイラもお気に入りのひとつである。
今回古い施設はそのままに、新たに大人数を収容できる新館を隣接して建てたようだ。大型化によってばいえるのようにお湯自体の魅力が薄れていないか若干心配である。
平日19:00以降は料金が100円引きになるので、夕食後車で家を出た。快適なR299のドライブを楽しんで秩父市街に出る。
ハープ橋を渡りr72に右折、後は直進すれば凡の湯に到着する。
建設中の新皆野橋のたもとに看板が出ていた。右折して河原の方に下りていくと、奥多摩ののめこい湯並みの広い駐車場に出る。オイラの他には車が3台停まっているだけだ。
新館は梵の湯と書く。フロントで料金650円を支払い浴室に向かう。建物は畳を多く使った純和風の落ち着いた造りである。もちろん休憩所や食堂も完備している。館内は禁煙なので煙の苦手なオイラも安心だ。
脱衣所のロッカーは大よそ壁を背にしているので狭苦しさが無くたいへん良い。しかし鍵は100円投入式で硬貨が返却されない点は残念である。実質的には利用料は100円増しということになる。
浴室に入るとすぐ右手に洗い場。お湯を大事にする凡の湯らしく脱衣所から湯船への直行ルートを通せんぼするように置かれた「湯に入る前に体を洗ってください」の看板に従い、入念に体を洗う。凡の湯旧館では風呂も洗い場も露天にあるため、寒い時期には最初に体を洗うのが辛いのだけが難だった。
全身くまなく洗って、20人ほど浸かれそうな湯船に飛び込むと(実際はそーっと入った)、凡の湯の強烈なぬるすべ感は健在だった。41℃に保たれたお湯は若干ぬるいかなと思ったが、すぐに全身がぽかぽかしてくる。一人だけいた先客はいつの間にか上がったようで、オイラ一人の貸し切り状態になった。
露天に出てみる。内湯の半分ほどの広さの岩風呂で、こちらも気持ち良い。泉質は内湯に比べると薄めだ。夜なのであまり気にならなかったが、眺めはあまり期待出来ないようである。冷涼な秩父の空気の中浸かる露天の開放感と、濃厚な泉質の内湯と迷ってしまうが今日は内湯の寝湯に浸かってぬるすべを存分に味わうことにした。
カランからは旧館のように濃い温泉がドバドバ注がれるということはないが、代わりに一角に上がり湯用の源泉水風呂がある。さすがに冬場に冷たい源泉は厳しいので、オイラは内湯の注ぎ口からの湯とブレンドして掛け湯した。湯船へは加水無しで加温循環されているようだ。
風呂上がりの牛乳を飲んでいると、見覚えあるご主人がやってきて「良いお湯だったでしょう^^」と声を掛けてきた。正直なところ心配していたオイラも大いに安心した。
どうやら今日はオイラが最後の客になったようである。広く知られるようになったらここも人気の温泉になるに違いない。
へーえ、なんか人がこなさそうな所で、ツブレちゃうんじゃないかと思っていたけど、随分リッパな施設をこしらえたんですね。ぜひ、自分もこの温泉は好きなんで今度行ってみたいですね。(暖かくなったらかな。)
日帰り施設にしては小さいしちょっと中途半端でしたね。これからは人もたくさん呼べそうです。マスツーでもイモ洗いの心配なく寄れます。