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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

08/10/13(Mon) [長年日記]

赤城〜水上紅葉ツーリング

去年走った赤城北面の紅葉がとても綺麗だったので、今年も出かけることにした。天気も上々。穏やかな青空が広がっている。

川越ICから赤城ICまで関越道でひとっ走り。広域農道を通って北面まで行き、赤城道路に入る。

下界の樹木はほとんどがまだ緑色をしていたが、山道を登っていくほどに木々は色づき始めた。一部の情報サイトで見頃となっていたのを見て来たのだが、まだ盛期には早かったようである。むしろ落ち葉のじゅうたんを踏みながら走るくらいが良かったのだが。

ほどなく山頂に到着するとすごい人出だ。連休の行楽客で賑わっている。大沼辺りをぶらつく。

 

 

それにしても妙に人が多いと思ったら、今日は赤城神社で流鏑馬(やぶさめ)の奉納が行われるらしい。そのため駐車場は満杯で、あちこちの路肩が溢れた車で路駐だらけになっていた。

 

さてこの後のルートだが、同行のN2さんの提案で二人とも未訪の水上に行ってみることにした。

北面を下りてR120に出る。吹割の滝周辺の賑わい方はただごとではない。さすが連休。観光地の喧騒は苦手だがいつか時間が許す時寄ってみよう。

R401に折れ、片品の尾瀬かもしか村で昼食。

店のオススメのきのこ入り蕎麦を注文した。

なめこや平茸がたっぷり乗っており、なかなか美味しい。ぶっかけ風だが別につけ汁も着いているので二倍楽しめる感じ。つけ合せの大根の皮はものすごく辛くて全部食べ切れなかった。

 

戸倉で尾瀬に至るR401からr63に折れると道はとたんに細くなり、いよいよ山道の味わいが濃くなってくる。鳩町峠との分岐を過ぎ、先ほどまで麓から見ていた山吹色に染まった山々に飛び込んでいく。

 

綺麗な黄葉に染まったr63。写真を撮るためにしばしば停車させられる。マイカーの行楽客も同様のようだ。

坤六峠を越えても彩りの美しさは衰えず素晴らしい雰囲気の山道が続く。SSのスピードは落ちるばかり。

 

地表に露出した曲がりくねった根が印象的な古木。大きな木には歳月を重ねてきたえもいわれぬ風格が感じられ、惹かれてしまう。

 

絵はがきのような鮮やかな山の色づき。

 

やがて道は木の根沢の渓流沿いを走り、その紅葉は照葉峡でクライマックスを迎えた。夕日に照らされた紅葉の素晴らしさはまさしくその名のとおり。

武尊山から流れてきた水が渓流に注ぎこむ、ひぐらしの滝。

つづみの滝は石畳を流れた渓流が滝となって落ちていく豪快な滝だ。

 

ここは関東の奥入瀬の異名があり、渓流沿いには11もの滝があるそうだ。とはいえすべての滝をゆっくり見て回るにはさすがに時間が足りない。もし次に来る時があったら各駅停車の滝巡り観光も良いかも。

いやぁ、当初の考えでは渋滞を避けてあまり遅くならないうちに帰りの高速に乗るつもりだったけど、こんな見事な景色を見せられては立ち寄らずに去るなんてことは不可能というものだ。こうなれば思いきり楽しんでしまおう。

 

日暮れ間近、関越道の電光案内を見ると案の定渋滞25kmの表示。すり抜けを駆使してとっぷりと暮れた高速を抜け、どうにか帰宅した。疲れはあるが素晴らしい景色を堪能して満足である。

(走行92,400km)


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