09/09/05(Sat) [長年日記]
▼ 白川郷を訪ねる
天気が回復した!ヽ(^o^)ノ しかも明日以降も雨の心配はなし。心置きなく泊まりツーに出られる。朝、急ぎ準備をして出発する。おっと、昨日MonotaROから届いたゴムブッシングを交換するのを忘れずに、と。
この防振ゴムだが、ひとつ心配だったのがエンジンの熱に耐えられるのかどうかということ。主な用途にはポンプ、送風機、エンジン、発電機、電動機、圧縮機・・などと記されているが、念のため直接製造メーカーである倉敷化工に問い合わせてみたところ、通常50℃、最高でも70℃くらいでの使用を想定しているとの回答である。測ったことはないが、それではSSのエンジンの熱にはもしかして耐えられないのではないか・・?コエー
そこで予備のブッシュを1セット持ち、行きの高速で頻繁にチェックしながら走行したところ、暑い日中に回し気味で走ってもまったく問題ないようで一安心というところであった。ちなみに今朝の時点では革ジャケで出るかメッシュにするか迷ったが、日が昇るとグングン気温が上がりえらい暑さになった。
松本ICで下りて料金は1,300円。休日ETC割引の安さは異常。国道と抜け道で平湯方面に向かう。週末で車が多く、奈川渡に着いたのは予想外に遅れて10時を回っていた。ここまでノンストップで走ってきたので、水殿ダム近くのそば庄にて遅い朝食を摂る。
なめこおろしそばは大きななめこがたっぷり。蕎麦に特筆するところはなかったが(今回はぶっかけ系だしね)満足。食事後、いつもお世話になっているありすに電話して今夜の宿を押さえた。
上高地方面に進み安房トンネルを潜ると、ここからはいよいよ未踏の岐阜ロードだ。
高山、白川郷、余裕があれば五箇山と回りたいが、ありすママのツーリングガイドを参考にするとほぼ一日コースで、かなり駆け足になりそうだ。
R158は最初のうち先頭の車に阻まれたものの、その後は適度にカーブのある広く快適な道であった。高山市街をr89、r73でパスして再びR158に戻る。高山から白川郷までは自動車道路がつながっているのだが、ガイドのオススメに従って下道を行く。高山西ICから御母衣湖を経て白川郷へとガンガン走る。話どおりなんとも気持ちいい道だ。ここをパスしてしまうのはたしかにもったいない。
そしていよいよ合掌集落を訪ねる。
夏休みは終わったのにすごい人出だ。有名観光地(そういや世界遺産だったっけ)だけのことはある。河原の有料駐車場にバイクを駐めて集落を散策した。
▲これはお寺
▲いくつかの施設では内部を見学出来る
▲粉挽小屋の跡
合掌造りの民家や店が同じ空間に混在していて、なんだかまるでテーマパークのような印象を受けた。こういう賑やかなところは一人じゃなくて仲間内とワイワイ楽しむ方がいいな。平日だったらもう少し空いているのかな?ソロライダーは静かにゆったりと風情を楽しみたい。
▲暑さにたまらずアイスを買った
▲観光地区の真っ只中にも民宿があって営業している
と、おおむね一回りしたところで駐車場で貰ったパンフレットを見ると、少し離れた高台に集落を見下ろせる場所があるようだ。行ってみよう。
城山展望台という場所だった。さっきまでいた集落がここからは箱庭のように見える。TVや特集でちょくちょく見たことのある光景が広がっていた。中を歩くのと外から眺めるのはまた全然違った空気があるものだな。
日の光にだいぶ黄色が混じってきた。五箇山まで足を延ばすのはちょっと時間に余裕がなさそうだ。白川郷を後にしよう。
帰路は素直に自動車道を使ったが、山岳部は片側1車線で追い越し不能である。当然ながらトンネルばかりで景色も楽しめないし、時間に制限が無いなら遠回りにはなるけれども絶対に下道を使った方がお奨め。
せっかく来たのでちょっとだけ高山市街を覗いてみることにした。小京都というとおり、格子のように整然と区画された古風な町並みは風情がある。実際来て見るまではたいして興味が無かったが、これはまたたっぷり時間を掛けて街中を散策したいと思った。
乗鞍高原に戻り、ありすに到着したのが午後6時。パパもママも変わりなくて良かった。
とにかく一日走りづくめだったので身体が休息を要求している。露天風呂に浸かり、腹一杯夕食を食べてビールを飲んで・・。ベッドに入るとたちまち眠りに落ちてしまった。
追記:防振ゴムブッシングはその後何の問題もなく使用中。
-> クラシキ丸形防振ゴム(片側ナット埋め込み型) RA-25