09/09/07(Mon) [長年日記]
▼ 富士宮へ焼きそばを食べに行く
昨日の疲れも完全に取れきれていないというのにもかかわらず、またバイクに乗って出かけようという気になるのはなぜなのだろうか。雲ひとつ無い晴天のせいだろうか。
今日は気楽に、のんびりと、まったりツーリングをしよう。コースはこちらも以前から行こうと思っていた、JR身延線と富士川に沿って走る、山梨県は身延から静岡県の芝川町へと抜けるr9〜r10である。芝川に出た後は富士宮で昨日食べ損ねた焼きそばを食べるつもり。
出かける気になった要因のもう一つには今日が月曜日、平日だというのもある。休日の車の多さにはもうすっかり辟易している。人気の無さそうな山奥の峠にまでクルマが押し寄せて来るのである。走りづらいったらない。高速も混むからどうしてもタイムスケジュールを気にしてしまう。どこやら心に余裕を持って楽しめないのだ。
さて、圏央道に乗って中央道河口湖ICで下りる。昨日掛かったのは1,000円、距離的には圧倒的に短いのに今日は2,450円。今まではこれが普通だったんだけどなんか損した気分になるから不思議。あ、そうそう、藤野PAで軽く何か腹に入れようと思ったら、食事コーナーが無くなってコンビニに替わっていた。時の移ろいってやつは残酷・・。
R139を西へ。青木ヶ原樹海の中を抜けるパノラマラインは北海道の三国峠を思わせるところもあり、素晴らしい道。今回はどの湖にも立ち寄らずにズンズン進み、R300への分岐を折れて本栖みちを下っていく。こちらはヒルツさんと下部温泉を訪ねた時走った道だ。
途中、本栖湖の向こうに富士山がそびえる素晴らしい眺めのスポットがあった。富士山を目の当たりにすると心のどこかから感慨が湧き上がってきてしまう。これも不思議である。
波高島駅前から県道がスタート。
後はひたすら南下していく。鄙びた狭い道かと思っていたら意外にも広い片側1車線対面のよく整備された道だった。富士川を挟んで国道が平行しているので交通量も少なく、快適に走ることが出来た。と、今日はまったり走るつもりだったんじゃ・・?(;^ー^)
REDFOXに換え2,000km近く走って、エフェロの時ほどの酷いガサガサ感ではないが、さすがにシフトの入りが少し渋くなっている。スコスコと気持ちいいシフトの感触を求めるならもうここで交換でも良いと思われる。
実に快適かつスムーズに芝川に到着、ここで富士川沿いの県道を離れ、続いて富士宮に向かう。市街を適当に走っていれば適当な店が見つかるだろうと考えていた。富士宮は名前の通り宮(神社)の町らしい。鳥居と菊の御門が印象的だ。
浅間大社の脇を通るとなかなか素晴らしい雰囲気。路地をUターンしたところに神社の関係者らしきおじさんがいたので、バイクを駐めるところとお勧めの店を訪ねたところ、神社の中に食事処があるらしいのでそちらに寄ってみる。たまには口車に乗ってみるのもいいかな。
ここずらよという店だった。愛想のいいおばちゃんに注文すると店内のでかい鉄板でジュージューと焼いてくれる。
現在仮店舗で営業中なので外のベンチで食したが、麺には腰があり、濃いめの味付けながら、大量のキャベツかはたまた振りかけられたイワシの削り節のためか、後味はさっぱりしていた。この店はイカ入り。富士宮焼きそばは肉かすが入っているのが特徴だそうだが、自分にはよく判別が出来なかった。ともあれ大変美味しかった^^ 大盛680円。
満足したところで浅間大社を詣でる。朱色の社殿とあちこちに植えられた桜が、春には美しいだろうと思われる。
そして境内の湧玉池が素晴らしい!高透明度の富士の湧き水がこんこんと流れ出して池となっている。
無料でこの湧き水を汲める場所も設置されている。しばらく時間を忘れて過ごしてしまった。
▲素晴らしい透明度
爽快なR139を北上して帰路に着く。富士山の雄大な景色が楽しめる朝霧高原で道の駅に寄る。
こっち方面には走り目的で来ることはほとんどなかったが、のんびりツーリングするには実に気持ちいい場所だ。
さらにトコトコと下道を都留へ。閑静な秋山を経て上野原に出れば中央道はすぐだ。すでに日は落ちようとしているが、サンドラのいない平日の高速は実にスムーズに流れる。バーゲン価格を取るかドライブの快適さを取るかは思案のしどころだが・・うーん。帰り道の渋滞が頭にあると、ツーリングしていてもどうしても心の底からのんびり出来ない気がするんだよなあ。
それに俺は基本ソロだから休日は団体さんが多くていつもよりも強く孤独感を覚えてしまう。平日は自分同様のソロライダーが多いからね。ともあれ今日は快適なライド、充実した一日だった。
(走行99,460km)