09/09/18(Fri) [長年日記]
▼ クラッチの分解
注文したクラッチディスク、どうやら来るのは連休明けになってしまうようだ。
ちょっと期するところがあり、カバーを開けてクラッチディスクの状態を調べてみる。予想したとおり、まだフリクションディスクの摩擦材は完全には無くなっていなかった。
この状態でクラッチが滑るのは、摩擦材が削れてクラッチ板トータルの厚みが減った分、プレッシャープレートがクラッチを押し切れなくなったからだろうと想像がつく。
そこで保管しておいた古いクラッチ板からプレーンプレートを1枚、現在の薄い方のプレートと交換する。厚みは1.4mmに対し1.9mmあるから0.5mm増える計算だ。おそらくこれで滑りは解消するだろう。
さっき思いついたが、もう一つの案としてクラッチレリーズとケースの間にガスケットを挟んでレリーズを少し外側に出す、という方法もあるか。
が、組む前にダストを掃除していてトラブルがもう一つ発覚。プレッシャープレートのベアリングが逝っていた。指で回すとゴリゴリと酷い段差が確認出来る。ダストでやられてしまったのだ。両側シールのベアリングとはいえども、密閉式のクラッチカバーではちょくちょく掃除はしないとダメなようだ。開放式のも持ってるんだけど・・。
洗浄、給脂してもダメだった。右へも左へも1/3ほど回転させたところでガクンと引っ掛かってそれ以上回らない。完全に死んだ・・。
ここが逝ってしまうとエンジンの回転と一緒にプッシュロッドが回ってしまうので、そのまま使っているとクラッチレリーズのピストンシールを壊してしまう。ということで交換以外ないようだ。サイズを調べてみたらどうやらテンショナーベアリングと同一らしい。取り出しと挿入、自分で出来るかなあ?
Total: Today: Yesterday: