09/09/14(Mon) [長年日記]
▼ 静寂の山上湖へ
目覚ましをかけずに寝たので9時半起床。若干遅めながら身支度を整えてささ、と家を出る。今日は群馬県は六合村にある、野反湖を訪ねてみようと思う。野反湖は南相木ダムに次ぐ標高にあるダム湖だが、周囲に湿原や草原など自然が豊かで爽快な場所であるという。
関越道に乗るといきなり本庄児玉IC辺りで事故の処理中。入口から新たに流入する車を避けるためにICの直前で車線変更をすることも多いが、おそらくその絡みと思われる。後方確認不足か強引な車線変更でもあったのだろう。
▲県道33号の林間部を抜ける
▲二度上峠 浅間山は雲間に隠れてよく見えなかった
上信越道 松井田妙義ICからr33〜r54とガラガラの快適な県道を進み、二度上峠を越えて北軽井沢に出た。直進するとそのままパノラマラインにつながるはずなのだが、ルートをミスってよくわからない方向に進んでしまった。R146の尾根裏を走る裏道のようだ。まあそれはそれで快適だったのでそのまま進むと鬼押ハイウェーの終点にぶつかった。
バラギ湖を目標にしてようやくパノラマラインに出た。nuviは目的地は指定出来てもルートは指定出来ない。また「パノラマライン」で検索しても出て来ない。こういうところは不便である。それといちいち目的地を文字入力して検索するのもかなり面倒であるので、オイラは行きたい場所を地図上のポイントで目的地に指定するやり方がほとんどだ。
▲パノラマラインはミニチュア版北海道を思わせる
やっぱり気持ちいいパノラマライン。高原から渓谷を渡る高架橋、山間の切り通しと表情が変わるので景色も走るのも楽しい。
▲北19号“風”のストレート
あっという間に終点のr59との分岐点に出る。草津方面に向かうとすぐR292、温泉街を横目に見て東に進路を取る。山間ワインディングを抜けて六合村へ。分岐をR405へ左折すると野反湖方面だ。
ところどころ狭いがおおむね走りやすい、大菩薩ラインのような感じだがなんやかんやで車通りがあるのであまり山奥という感じはしない。
南端のビューポイントの駐車場でバイクを停める。テーブルで売店のボイルド・ソーセージをパクつきながら湖を見下ろす。
出発前に期待したほどは美しいとは感じなかったが、開けた空間に清涼な空気と静寂が心地良い場所であった。
車で一周は出来ないみたいだが、いちおう北端に行ってみる。東岸を走るこの道もまた気持ちいい道だった。これから紅葉が始まったらさぞかし綺麗なことだろう。北端にはダムの堰堤とキャンプ場があった。
▲北岸のダムから湖を望む
帰路はそのまま国道を直進して長野原に出た。ここまで来た際はいつものように川原湯温泉に立ち寄らねばならない。今なお八ッ場ダム建設で揺れる渦中の地である。
坂道の温泉街に変容はない。いや、来訪者用の駐車場があちこちに新設されていた。寂れた中にも手作りのベンチや看板など、新しい物が増えてもいる。今は電車よりマイカーを使う客の方が圧倒的に多いと思うので駐車場がたくさん出来たのはありがたい。といっても土地を移った人や手放した人の敷地をそのまま駐車場として使っているようだ。複雑な気持ち。
ほったて小屋のような建物の笹湯に浸かる。料金は300円。サイフに100円玉だと思っていたのが2枚とも50円で、やむなく500円玉を投函する(笹湯は無人)。いろいろ長々と大変だけどがんばれ。
壁の注意書きどおり湯温を確認すると、こりゃ熱い!とても入れる温度ではないので水道水でうめる。せっかくの掛け流しのいいお湯、うめ過ぎも良くないので多少熱いがガマンして、出たり入ったりを繰り返す。一人の貸し切り湯である。ほのかな硫黄臭となめらかな肌触り。ここのお湯大好きなんだよなあ。
湯から上がっていいかげん昼食を摂ろう。もう午後の3時だけど。これもまた例によっていそいそととろろ汁の店に向かい、麦とろめし・蕎麦セット。さすがに平日でこの時間、客はオイラ一人きりだった。あいかわらず美味しいなあ。なにより渓谷沿いの鄙びたドライブインという雰囲気がいいよな。
なんか気のせいか今日はずいぶんとおひつのごはんが多かった気がする。おかげで満腹も満腹だ。革パンがキツイ。
R406須賀尾峠越えから倉渕へ、後は往路と同じようにr33を南下だ。ここで一つ問題が発覚。クラッチが滑っている。最近レバーの切れる位置が早く(遠く)なったのは気づいていたが、ここに来てアクセルを開けると一瞬遅れて加速が始まるようになった。最初その症状を感じてから次第に明らかにわかるようにまでなってきたのは、リアルタイムでクラッチ板が消耗しているからか。急ぎ部品を発注しなくては。高回転まで回さないよういたわりつつ家までの行程を走った。
▼ E/Gオイル補充、チェーン調整
うっかりしていてオイル量がだいぶ減っていてMINゲージを下回っていた。上限まで1L一缶まるまる注入。チェーンも伸びていたので調整と給油。そろそろタイヤとリアのスプロケが終わる。たいして乗ってないつもりだったが思えば一気に2,000キロも走ったんだったっけ。そりゃね。
(走行99,860km)