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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

11/11/07(Mon) [長年日記]

甲州紅葉巡り

今日も朝早くに目が覚めた。バイオリズムは今まさに休日仕様。後顧の憂いなく健やかに、紅葉を愛でに行こう。

 

今回は群馬の方、吾妻渓谷あたりの紅葉を見に行こうかなと考えていたら、どうも天気が微妙くさい。吾妻より北には雨マークが出ているし、雨雲レーダーにもびっしりと雲があった。どうも南のほうが天気が安定しているようなのでそちら方面を物色した結果、河口湖の紅葉台という場所に行ってみることにした。

観光地が多い山梨にはこれまであまり足が向かなかった。どんなマイナーそうな道でも、必ずと言っていいほど車に遭遇して(紅葉見物で行楽客の増える今時分なんかは特に)気持ち良いペースで走れないことが多かったからだ。逆に言うと、走ってないところがいっぱいあるということでもある。

900SSは特性上、低回転でダラダラと走るのは苦痛以外の何物でもないから、これまでずっとあまり車通りのない、ある程度マイペースで走れるような峠を好んで走りに行っていた。特に名所がなくても気持ちよく走っていられればそれで満足していた。最近はバイクも自分も加齢でだいぶヘタってきたためか、シャカリキになって走るだけよりもそこそこ楽しんで走るのも好きになってきたようだ。それにうっかり何かあって指でも痛めたら、その間ギター弾けなくなっちゃうもんね。

 

さて、目的地までいきなり飛んでしまうのもなんなので、まず中央道を上野原まで進んで秋山街道を走ってみる。閑静な峠と集落を抜けてR139壬生に至る県道だ。県道に下りてからすぐは工事区間が頻繁に現れ、そのためかいつもより妙に車も多くて少々ストレスが溜まったが、秋山トンネルを抜けて山間部に入ったとたん車はいなくなった。

▲綺麗に色づいた山里の風景を眺めながらトコトコと進んだ

 

それにしてもタイヤがチビているのでコーナーで思ったラインを通すのがなかなかに至難だ。サスペンションを調整してアンダーステアに対応してみる。そして今日のツーリングで前後ともセンターのトレッドが一気に削れて丸坊主になってしまった。いよいよ交換しないといけない。

 

都留ICから再び高速に乗り河口湖へ。R139富士パノラマラインを西へ進む。道の駅なるさわを過ぎて少し先に、紅葉台を示す看板があった。脇道に進入してすぐドライブインまでで舗装は終わり、後はダートを登って行くこととなる。前もって調べていたのでダートを走ることは承知していたが、綺麗なフラットダートではなくスタンディングでショックを逃がしながら走らないといけないくらいの凸凹道だった。ハーフカウル車で良かったね。

 

とはいえ距離的にはたいしたことはなく、終点にはわりとあっさりと着いた。レストハウスが一軒あり、その屋上が展望台になっている。愛想のいいおじさんおばさんに料金150円を支払い、展望台へ。

わーお!こりゃーすごい!まさに噂通り掛け値なし360°のパノラマ!

▲目の前にはデーンと富士の裾野が広がり、

▲青木ヶ原樹海、西湖、本栖湖などをぐるりと見渡せる

▲はぁ〜、ここで30分くらいぼーっとしてたいね・・

 

ここまで来ておいて展望台に登らないで帰っちゃったライダーたちがいたけど、なんともったいない!

腹ペコだったので俺はさらに1階の食堂でなめこ蕎麦を食べていった。しかしこれは正直、昭和からの伝統を継ぐ田舎食堂的な代物としか言えないものだった・・(^o^;

 

紅葉台を後にして慎重にダートを下る。離合困難なポイントで対向車が来ると一旦バイクを停めなければならないが、安易に強くブレーキを掛けると簡単にロックしてしまう。R139に出て、さらに西へ。精進湖を目指す。

先週からずっとぽかぽか陽気が続いている。晩秋の装備でやって来たところ、山の中だというのに暑くて途中でインナーを1枚脱がなくてはならないほどだ。加えてさっきダートを走って体温が上がったので、富岳風穴の売店でソフトクリームを買ってしまった。11月だっていうのになんなんだろうね、ホント。

▲糖分が運動後の体に染み渡る・・(笑)

 


大きな地図で見る

樹海の真っ只中を貫いて走り抜ける、北海道の三国峠の小型版のような青木ヶ原大橋はいつ走っても爽快だ!脇に展望台でもあれば賑わいそうに思うのだが、ちょっとバイクを置いて写真を撮れるようなスペースもない。歩くしかないのか。

精進湖の分岐を右折、美しい湖を横に見ながら精進ブルーラインを行く。

▲水の青さが際立つ精進湖

ボートで釣りをしている人、気持ちよさそうだなぁ。ブルーラインも思ったより短かくてあっさり終わっちゃったけれど気持ちいい道だった。今度、富士五湖周辺を一日走り回ってみるのもいいかな。

 

笛吹市に出たら後は甲府南ICから高速一本で帰るのみ・・ではちょっと物足りなかったので、勝沼で下りてまた奥多摩を通って帰ることにした。勝沼ICの出口ではいつも看板に迷わされて逆方向に出てしまう。料金所出たら右、出たら右・・。

例によって塩山フルーツラインから柳沢峠に向かうルート。R411に出る前には交通量の疎なr201一葉のみちを走ることが多い。R411につながる直前でモミジが綺麗に色づいていた。

▲真っ赤なモミジの大木はやっぱ目を引くよね

 

柳沢峠から丹波渓谷はまさにちょうど紅葉の全盛期。なんとも綺麗。先週から一週間でこれほど変わるものなのだなぁ。このペースだと来週には大方散ってしまっているかもしれない。

▲わずかな間だけ雲間から西日が射した

峠越えから突然雲に頭上をすっかり覆われてしまって、これ以降陽の光が射すことがなかったのがかなり残念ではあるが、山深い渓谷の雰囲気がひしひしと迫ってくると考えればそれもまた趣があるもの。

 

丹波山の集落から今川峠を越えて小菅村に出る。r18も紅葉が真っ盛りだけれど、灰色の暗い空の下ではさっぱり映えない。仕方ないので走りを楽しむのに専念して気持ちペース速めで走る抜ける。行きはどうにも苦心していたのに、いつの間にか体がバイクと一体となる感覚が戻っている。そうそう、大きなアクションで常に重心を低めに、を心がけると不安なく気持ちよく乗れるんだったっけ。

 

上野原と秋川の分岐でまた思案する。上野原から高速に乗るか、檜原街道を走って日の出から乗るか。なんとなく雲が薄くなってきたようなのでゆっくり帰っても大丈夫そうだ。甲武トンネルを抜けて檜原街道に出ることにする。

山中を走っているうちにだんだん薄暗くなってきたような感じ。時計を見るともうすぐ午後5時か・・このまま日が暮れてしまいそう。あっ、そういえば久々に温泉に浸かりたかったんだった。ちょうど通り道に瀬音の湯がある。寄っていこう!(^o^)

開館当初は白濁の湯が特徴だった記憶があるが、今はほとんど無色透明に近くなっていた。しかしながらつるつるぬるすべの肌触りは健在、気持ちいい〜!

とっぷりと暮れた夜の中を生き返った気分で帰途に着いた。ツーリング満喫。


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