07/10/12(Fri) [長年日記]
▼ 喪失感
バイク乗りの人はもう皆知っていると思うがノリックが事故で亡くなった。今日明日と青山で葬儀が行われる。
掲示板の書き込みで第一報を知った時、また釣りかよ〜と思った。タチの悪い・・
時間が経つにつれて悲報を嘆くレスが増え、新聞社のニュースサイトに記事が張られても、実感が湧かなかった。だってついこの間、MotoGPで解説してたじゃんか! しかもレース中の怪我でなく公道での交通事故?そういうのとは一番無縁な人に思えた。ニュースを張る新聞社が増えてもまだ信じられなかった。何かの間違いであることを願った。事故現場に赴いた人が花や供物を捧げる写真がアップされたのを見て、本当なんだと理解せざるをえなかった。彼が亡くなってこんなに喪失感を覚えるとは正直自分でも意外だった。俺がGPに関心を持ちTVで毎戦欠かさず見始めた頃にはノリックはたいてい真ん中から後ろの常連で、同じ日本人としてなんとも歯がゆい気分で見ていたものだった。さほど思い入れは無かったはずなのだ。
ただ、たまたま中古屋で買った94年の鈴鹿GPのキレた走りを見た時には物凄い衝撃を受けて何度もリプレイしたものだった。前後タイヤを滑らせながら激しいトップ争い、そしてゴールまで数週を残しての大クラッシュ・・普通ならあ〜あと思うはずのところを、なぜか清々しい気持ちになった。こいつは実はスゴイ奴だったんだと思った。だからセカンド・サードグループの常連になってからも、この走りがいつかまた見られるかもという儚い期待をどこかでずっと引きずっていたのかもしれない。
事故直後は意識があり苦しみながらも気丈に「大丈夫ですから」と事故の原因となったトラックのドライバーに答えたという。公道には考えられない危険が一杯で、その中を走るには純粋にレースに勝つためとはまた別な技術が必要なのだ。文字どおりサバイバルのための・・
状況が落ち着いた頃俺も一度静かに事故現場を訪れて黙祷を捧げたいと思っている。ノリック、どうか安らかに。
なんて死に様だよっ<br>ヲレは泣いてしまっていまだにブログに書けない。。。<br>。・゚・(ノД`)・゚・。
人生は時にありえないことが起こるよね こんなことになるなんて誰が想像したろう ありえない、馬鹿げてる 日本中のGPファンが同じ思いだったはず