09/12/06(Sun) [長年日記]
▼ 西八王子で立ち往生
早朝霧が出ていたが昼になってすっかり青空が広がり、900SSでツーリングに出た。
圏央道に乗って西八王子ICを過ぎてトンネルに入る直前、バキッという音とともに突如バイクの推進力がなくなった。何速にシフトしても後輪には全く動力が伝わらない。クラッチの動作は正常のようだ。エンジンも異常なく吹け上がる。これは・・ミッションか?
そのままトンネル内を惰性で進み、非常駐車帯でバイクを停めた。エンジンの調子をチェックする。・・この時冷静に対処していたつもりでやはり焦っていたのだろうか、後で考えれば一番単純で怪しいところをスルーしていたのだった(;ーー)
エンジンの回転に紛れてドライブスプロケットの辺りからたまにカチャと異音が聞こえる。破断したギアか何かの部品が内部で暴れているのだろうか・・?
携帯でRAZAに連絡してみるが、トンネル内は電波が悪く、また車の走行音が反響して通話が出来ないので通路を50mほど歩いてトンネル入口に出た。笹島さんからドライブスプロケットの脱落を指摘されて、もう一度バイクを見に戻る。そこで俺もようやくエンジン、クラッチが正常なら最も可能性の高いのは駆動伝達系だと思い至った。
足元を覗くと、案の定チェーンが無かった・・!>< そして割れたインナーフェンダーが近くの路肩に落ちていた。
スプロケには破損なし。オイル漏れもなく、クランクケースも無事なようだ。運が悪いと切れたチェーンが足に当たってケガをする例もあるということだし、今回はまさに不幸中の幸い。加減速の最中でなく等速走行の時だったのは非常に幸運だったと思う。
非常電話でNEXCOに故障の通報、保険会社と連絡をとりロードサービスの手配を依頼する。肝心な時に保険会社の番号がわからず、また携帯の電池も無くなりかけていたのでひやひやものだった・・。
切れたチェーンも発見された。ジョイントのカシメが飛んだのかと思いきや、なんと逆のシャフト側が破断していた。自分のカシメ作業が雑だったのか・・?ちなみに17,000kmほどの使用。
30分ほど駐車帯で待っているとレッカーが到着した。ダンプカーのように荷台が斜めに降りてきて積み込みは楽ちん。自宅に着く頃にはすっかり日が暮れていた。近藤レッカーさん、ありがとうございました。
かなりやばかったね とにかく怪我や転倒とかにならなくて良かった
これからはもっと綺麗に掃除しようと思います・・