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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

12/07/23(Mon) [長年日記]

900SSで外秩父の林道三昧

といってもまあ全舗装ですが。

気温が上がってお出かけ日和になったので、午後から散策に行く。気になっていた外秩父のスポットを消化するつもりだ。

今日は探索しながらの全編マッタリ走りのつもりだったのでラフ&ロードのメッシュパンツを履いて行ったけれど、その程度のペースなら座面を滑らずに普通に使えるようだ。それにやっぱり断然涼しい。

 

さて、まずは高麗川に向かい、カワセミ街道からゴルフ場群の間を抜けて毛呂山へ。川沿いの鄙びた県道を獅子ヶ滝を目指して奥に進んでいくと、とても雰囲気の良い小さな社が現れた。

涼しそうな木陰に社、湧き水と東屋。なんとも落ち着ける佇まいだ。たまらずバイクを降りて一休み。湧き水は甘みがありまろやかな味だった。東屋の柱に貼ってある水質試験の結果には直の飲用には適さない、とあるが、これだけ美味しそうなシチュエーションにお膳立てされてたら飲まないではいられないじゃないか。

八坂神社から先に進むと林道につながり、急に道がどんどん荒れてきた。路面全体に大きめの石がジャラジャラと溢れて、ドカではちょっと厳しい状況になってきたので引き返す。なにせ重心が高く、ハンドル切れ角のない900SSでは、砂利道の上に急坂となるとUターンすら困難になる。ちなみにこの林道は鎌北湖につながっているそうだ。

路肩の広がったスペースまで戻って辺りを見ると、小さな案内板に獅子ヶ滝の文字があった。

そういやネットで調べてた時に、この小屋の脇を入るのがわかりづらい、とあったっけ(;^ー^) よく聞けばすでに滝の音がしているよ。

そういうことでそのまま滝へ。歩いて30秒も掛からない。

んー・・3mほどの滝で、わかってはいたけど・・やっぱり小さいな〜(;^ー^) まあ、来るのも超お手軽なだけにこんなものだろう。

 

次は桂木観音の山道から分岐する桂木林道へ。これは黒山につながっているはずなのだが、T字で滝の入林道と接続して、どちらに向かえば良いのかわからない。

小さな案内板に書いてある〜バス停方面の地名には見覚えがなかった。とりあえず左に進んでみると・・毛呂の麓に戻ってしまった! しかしながら山の中は緑濃く、天然のクーラーが効いて冷んやりと気持ちいい道だった。先ほどの分岐を今度は右に進むと黒山の県道に出た。

 

猿岩線をグリーンラインに上る。次第に雲が多くなってきた。展望が開ける場所に出ても遠くは霞んで見えないし、近くもどこやらぼんやりとした風景だ。

白石峠からときがわに下りて、慈光寺を目指す。知らずにずっと素通りしていたしそれほど名前を聞くわけでもないが、国宝まであるなかなかに歴史のあるお寺らしい。境内は多種の桜やシャガ、ツツジなど季節ごとの花も楽しめるようだし、寺までの道の脇にはモミジが多く、紅葉の時季などはさぞかしキレイじゃなかろうか。

 

突き当たりの霊山院の門前。木魚を枕に寝っころがった一休さんの像がユニーク。

 

参道に立派なヤマユリが咲いていた。

 

高台に静かに佇む観音堂。

 

後になって、本堂を拝観し損なったのに気づいた。結構敷地が広いのだ。また秋にでも訪ねることにしよう。その時はじっくりと探索したい。

 

ともあれ、これで一応の目的は達したので、あとのスケジュールは気の赴くままだ。そろそろ遅い昼飯でも摂るかと、ときがわから小川にショートカットする松郷峠へ。途中の分岐にある雲河原に寄り道。見晴らしが良いところと聞いて以前にも来てみたが、ここという場所がイマイチつかめていない。たしかに道端から覗く展望は良いものの、今回も特定特定出来ずに終わってしまった。

 

峠を越えて小川町の集落をパスして定峰方面にショートカットしようとしたところ、県道に出る橋を渡りそびれたまま、引き返せばいいものを、気まぐれに対岸をズンズン進んでいるうちにまた山に入っていってしまった。そして館川ダムという場所に突き当たる(実際は奥から道が続いていたらしい)。さて、ここからがいよいよどこを走っているのかすらわからない林道巡りの旅になるわけだが・・

小川町がこんなに山深い場所だとは知らなかった・・!そこらじゅうに立てられた「熊出没注意」の看板。そしてなんだか雨が落ちてきそうな暗い空の色。全く人の気配が無く、どこまで続いているのか、人里に下りられるのかわからない昼なお暗い林道。まるで奥秩父のぶどう峠辺りでも走っているかのような心細さだ。

そして道端からはまたパノラマが・・

ようやく分岐に出ても案内標識には知らない地名か、あるいは知っている地名でもそこへの分岐はダートだったりと、いつまでも気を抜けない。ようやく麓に下りられたと思ったら、なんと山を大きく一周して、結局元の分岐に出てきたというオチ。走ったのは栗山七重線、栗山線。

 

というわけで、たーっぷり林道走りを満喫したところでとっとと帰路に着くことにした。いい加減お腹も空いたし、高坂SAに寄ってタコ焼きでも腹に入れていこう。いやーお疲れ!


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