12/10/15(Mon) [長年日記]
▼ 富士山を見に行く
朝一で富士山を見に出かけた。
出掛けにまたオイルが滴るトラブルがあったが、この滴りはエンジンが冷えている時にカムドライブシャフトのシールから少しずつ漏れて溜まったオイルのようだ。エンジンが温まって膨張すると隙間が塞がって漏れが止まる、という仕組みらしい。つまり動いている時は問題ないということ。
今日は気温が上がって過ごしやすい陽気になるという。革の下に一応電熱ジャケットを着込んでおく。電源を入れなくてもインナージャケット代わりになる。
相模湖ICで高速を下りて、のんびりとr76で藤野を経由して道志みちへ。さすがに朝の山間部はちょっと冷えるので少しヒーテッドジャケットの電源を入れた。
ひと気の無い道志ダムで小休止。
4本脚のデカいネームプレートは必要なのだろうか(^_^;) せっかくの味わいが一気に損なわれてる気がするんだけど。せめてフォントとか色とかもうちょっと考えればいいのに・・
取り立てて何があるというわけでもないけれど、何気に石の欄干の4つの張り出しが洒落ている。川面を見下ろすと緑の清流が美しい。
道志みちもガラガラで、最初は一人で気持ち良く流していたのだが、やはり全線イエローのこの道、たった1台空気の読めない車がいるとたちまちボトルネックになってしまう。後続の車やマスツーリングの10台以上のバイクが延々付き合わされていた。ちょっとしたスペースで先を譲ってあげれば気持ち良く済むことなのにね。
俺は目に入った山梨名物ハッピードリンクショップで早々に離脱。案の定さっきの集団以外ほとんど交通量は無い。コーヒーで喉を潤してしばらくしてから復帰した。
再び快適なクルージングを楽しみ、山中湖に出た。途中では何度か前走車に追いついたが、ほとんど全て左ウィンカーや手で先を譲ってくれた。こちらも抜き際にハンドサインでお礼を返す。
r730を三国峠方向へ上り、ひとつ目の目的地パノラマ台へ。この時季ススキ野越しに富士山と山中湖の展望を楽しめる素晴らしい場所。
おー、気持ちいいね!雲ひとつ無い快晴だ。登山道までくっきり見えるよ。
ここで1時間くらいぼーっと眺めていたいくらい。ドリンクとイスかシート持ってくれば良かった(笑)
国道に戻って南下。思えばいつも有料使ってたからこの辺走るの初めてだわ。
道の駅すばしりに寄って食事。ラーメン食べたけどまあ味はご想像のとおり。なんでここで食べちゃったんだろうな俺(^_^;)
第二の目的である、ふじあざみラインをクネクネ上る。2007年のツーリングマップルの表紙で見て走りに来たいと思ってから、5年掛かってようやくの来訪だ。
美しい樹林の中の長いストレート、綺麗な舗装の連続切り返しから自衛隊の演習地の出入口を過ぎると、狭めの山道へと様相が変化する。
もう渓谷や山間部を中心に色づきが始まっている。再来週辺りには見頃を迎える場所も多いだろう。
ふじあざみライン終点に到着。
駐車場から下界を見下ろす。少し雲が出てきた。場所が富士山だけに相当の寒さを想定していたのに、風が心地よいくらいにぽかぽか暖かだ。
振り返れば富士山の勇姿。間近に眺めているとあの山頂まで気軽にひょいと行けるような気になってくるが、ここ5合目からたっぷり半日は掛かるのだ。軽装で登山をしてしまって救助される人たちの気持ちもちょっとだけわかった(笑)
予定していた目的は達したので、再び山中湖へ。しばらく時間を潰した後のんびりと下道を戻り、上野原から奥多摩を1周して帰途に着いた。
運転している間はずっと、これがこの900SSとの最後のツーリングになるかもしれないと思いながら名残を惜しみつつ走っていた。多分今回の車検は通すことはないだろうから・・