10/08/31(Tue) [長年日記]
▼ 奥志賀から水上へ
8月31日、夏休み最終日・・いや、今はそうでもないのか。ゆとり教育のカリキュラム見直しで、8月25〜6日あたりから新学期が始まる学校も多いという。お店に来る高校生の子に聞いた時ビックリしたよ。なんでそんな中途半端な日から!って。
あと余計なことを、って思うのは祝日のハッピーマンデー制度とかね。やっぱ成人の日は1月15日、体育の日は10月10日でしょ!何かを祝う日、記念する日からただの休みの日になっちゃってるじゃん。一部の大人の思いつきや思想とかで後の世代を好きにイジるのはそろそろやめてもらいたいなあ。
おおっと、いきなり話が逸れちゃった。ここから本題。
お店の若い子たちが続々と旅行に行ってきているのを見て、自分も先月よりは暑さにも慣れたし夏山の空気を吸っておきたいなと思い、群馬の奥地まで出かけることにしたのだった。先月の奥只見での体たらくは体力の問題ってより、暑さ、熱射にやられたって感じだったんだと思う。急な気候の変化についていけないんだ。それも体力のうちかもしれないけど。
出発は朝5時。一番日が長いのは真夏だというイメージがあったが、実際は6月21〜22日(夏至)ごろなんだね。そう聞いてもまだなんかピンと来ないけど、ともかく、空が白むのが少しずつ遅くなってきたなとは感じていた。
まずは関越道に乗って下仁田ICへ。薄雲が日を隠してくれているので暑くない。このまま早いとこ涼しい山間に入ってしまおう。
r43から林間を抜けて軽井沢へ。霧を抜けて出た早朝の避暑地は人も車もまばら。
R146を快走。こんな好き勝手なペースでR146を走れたのは初めてじゃないか?やっぱ気持ち良く走るのには平日の早朝が最高だなー。
▲涼しいというより肌寒いと思ったら気温19℃。さすが避暑地だぜ!
さて、草津まで一切休憩なしで走ってきた。志賀草津道路に入る前にいったん小休止してから走り出す。しばらくレストハウスの前で佇んでいたが、観光客の車は一台もやってこなかった。走っているうちに追いついた前走車も1台だけ!こんなガラ空きの志賀草津道路も初めてだ。素晴らしい!とはいえ、もったいないので殺生河原からはペースはそこそこに、景色をたっぷり満喫して走ることにした。
▲ね、クルマがいないでしょ?
▲斜面をうねるように道が刻まれている
どうも今日はエンジンの吹けが悪いと思っていたら、朝からずっとスターターが半開のままだった。そういや大津でガスを補給する時トリップがまだ190kmで、ずいぶんタイミングが早いなーと思ってたんだよな・・。
▲どんどん登るよ!
▲やっぱ雄大な景色の中を走るのは気持ちいいね!
▲横手山ドライブインの駐車場でコーヒー休憩 ドライブインはまだ開店前だ
▲北アルプスは雲に隠れているがやはり絶景
ドライブインからのつづら折りを下りきったら蓮池でr471に折れて奥志賀へ。どうも見覚えのないトンネルを2つ通ったが、いつの間にかバイパス化されていたらしい。最後に来たのが2006年だからもう4年ぶりになるのか。
ガンガン奥志賀のさらに奥地に入っていく。緑濃く走りやすい舗装林道の雑魚川林道(〜秋山林道)を経て秋山郷に出る。
紅葉のころは大いに賑わうというスポットだが、晩夏の今は通る車はほとんどいない。思えば紅葉の時期には来たことがなかったな。余裕があったら見に来てみようか。
▲こんなの見ると行きたくなるよなー
▲離合困難の注意看板がいたるところにあった
高台に位置する津南をまたいでR353に下り、田園地帯を抜けていくと、この前走った魚沼スカイラインの入口を経て石打駅前に出る。
午前10時半。昨日の夜から何も食べていないので、いよいよ空腹が限界である。コンビニで非常用のおにぎりを買って、飯屋を探す。せっかくここまで来たのだからお米の美味しい食堂がいいのだが、駅前にも国道沿いにも店が無い。あっても皆開店時間前だ。と、その時ポツポツと天気雨が落ちてきた。
塩沢石打ICから関越道に乗り、2km先のSAに避難したと同時に本格的に雨が降ってきた。しばらくここで雨宿りしよう。ということで、SAで魚沼なめこ丼(630円)をいただく。
麻婆丼にたっぷりのなめこを加えたものだが、肉がレトルトものみたいな思い切り安物の味だった。でもピリ辛でなかなか美味しかったので、よし。
飯を食べて食後の缶コーヒーを飲んでいたら雨も上がった。出発しよう。サクっと水上まで移動。温泉街に向かい、下調べした宿を探す。温泉街のさる建物の壁に巨大な案内マップが描かれていて、たいへん親切。それに従ってすぐ見つかった。
天狗の宿 きむら苑という。愛想の良い女将さんに日帰り入浴(800円)をお願いして、露天風呂へ。
川沿いに建てられた雰囲気の良い木造の脱衣所の目の前が石造りの湯船になっている。ちなみに今は自分一人の貸し切り状態だが、ここは混浴。
温泉街にありながら秘湯的な風情もある、緑の中の開放的な露天風呂。暑い陽射しは張り出した屋根と木々が遮ってくれるし、薄っすら硫黄の香りのする掛け流しのお湯はぬるいのでいつまででも入っていられる。透明度が高いお湯だった。
ガスを給油し、一水という蕎麦屋でなめこおろし蕎麦(1,050円)を食べる。さっきSAで食べたばかりだというのに・・。あまり特徴はないが、細切りながら腰のあるしっかりした蕎麦だった。
さて、時刻は午後1時半。8時間走りづめでまさしくお腹いっぱいだよ。後は関越でひたすら家を目指すのみ。
また寄居まで一気走りして、2ヶ月前に新装オープンした星の王子さまPAに寄ってみる。南仏プロバンス地方の建物をモチーフにデコレーションされ、テーマパークさながらのPAになっていた。看板の表示がほぼ全てフランス語なのでさっぱりわからない(;^ー^)
▲カフェのソフトクリームが絶品美味しかった!
▲手作り料理やコーヒーの美味しそうなスタンドが並ぶ
▲ビュッフェスタイルのレストランでは順番待ちの行列もある・・?
▲オープンカフェやテラスはオシャレでいい雰囲気だけど、施設の中には座れる場所はほとんどないから、雨の日は開店休業かな
(走行105,980km)