12/08/27(Mon) [長年日記]
▼ 甲州を周るツーリング
夏バテした体を奮い立たせて久しぶりに昼間のツーリングに行って来た。お盆くらいから気力・体力のゲージがグングンと0近くまで下がってしまって・・ずっと一人でいると鬱にもなるしさ。俺の部屋は日差しの照り返しが強いもんだから、溜まった熱気がなかなか取れない。寝苦しさから生活周期が昼夜ズレて睡眠不足になってしまったのだ。
そんな冴えない調子だったけど、8月も終盤に入って朝晩はそこそこ涼しく過ごしやすくなった。昨日一日たっぷり静養して体力の方もだいぶ回復した。
俺の場合、夏の外出は家を出るまでが勝負だ。グダグダしてて日差しが地面を焼くような時間になってしまったらアウトで、エアコンの効いた部屋で一日引きこもることになる・・。今日は8時過ぎには意を決して家を立つことが出来た。
高速に乗り、追い越し車線を走行車線と同じスピードで延々と走り続ける車はうざいなと思いつつ、一気に須玉ICまでやってきた。うちの900SS、見た目はくたびれてるが走りはやたら快調だ。ドンと加速しスイスイと泳ぐように走る。体の一部、まではいかなくともそれに似た感覚。使い慣れた道具・・相棒・・愛車・・愛馬?鉄の馬とはよく言ったもの。
地図の類は全く持って来なかったが、ICを下りると目的地まではその都度立て看板が立っていた。本日最初の目的地は明野のサンフラワーフェス、ひまわり畑だ。高台に出てふと左手を見れば、アルプスの姿が間近に迫っていた。
盛期が終わってしまい、すでに刈り取られた後やしおれたひまわりの畑ばかりで、なかなか元気なひまわりの姿を見ることが出来ない。フェスの会場とおぼしきテントの設営された駐車場が2ヶ所あった。その周辺を往復してひまわりを探すと、数ヶ所に発見出来た。
テント前の広場にバイクを停めて、畑を見に行ってみる。近くの畑のひまわりは残念ながら見頃を過ぎていた。それでも観光の女の子たちがキャピキャピと楽しそうに写メを撮り合っていたよ。
▲みんなちょっとしおれているね
少し離れた別の畑に行ってみると、こっちのひまわりはなんとかまだキリッと背を伸ばしてくれていた。
▲キリッ!!
太陽サンサン!大輪の花。
あっちでもこっちでも、ハチたちがブンブンと熱心に働いていた。
なんだか人混みみたいだね。ヒマワリ同士でボソボソ話し合ってるかのよう。
「毎日暑ち〜ぃな」「まったく」「俺そろそろ首疲れてきたよ・・」「もうちょいだがんばれ」
翌日にサイトを見たら、訪れた前日の26日でフェスは終了していて、各畑の開花状況もすべて終了になっていた。思いきりロスタイムだったみたいだ。見れて良かった!
涼気が心地良い明野を後にして、再び中央道に乗り、一宮御坂に戻る。甲府盆地の熱い走行風がメッシュを通して体に当たる。高原に住みたいなあ・・
地図を眺めている時、中央道から富士五湖にアクセスするR137御坂みちとR358精進ブルーラインの間の県道が気になった。休日などの抜け道になるかも?この道の調査が今日の2つ目のお題だ。
ICを下りてからしばらくは、この近辺によくあるモモやブドウ畑の点在する古い街中を走るが、r36に折れて進路が山に向かうと、笛吹川の支流沿いを遡る閑静な山里の道になった。こういう道は気持ちいい。鳥坂峠をトンネルで越えた後、普通は若彦トンネルで河口湖に出るのが最短なのだが、そのまま今度は芦川沿いの県道を精進ブルーラインに向かって進んだ。こういうノスタルジックな山間の田舎道が大好きだ。
精進湖に出て、青木ヶ原樹海を通って鳴沢へ。ふじあざみラインを走りたかったのだけれど、河口湖周辺はとにかく人出が多い!夏休みももう終わりだからもっと空いているかと思ったが・・。遠回りでも朝霧高原を経由して南をグルッと回った方が良かったか。
すっかり炎天下の渋滞でやられてしまったのであざみラインは断念、トンボの乱舞する売店で水分補給した後、河口湖から御坂みちを北上する。
▲なぜここにばかりこんなに密集していたのか謎
新御坂トンネル手前で旧道に入り、走りやすい峠道を快走・・前に一度、秋の休日に来た時は車やバイクで数珠つなぎのノロノロ運転だったのに、今日はガラ空き!普通に峠走り出来たよ、ビックリw(゜o゜)w
峠から下界の展望を眺める。あいにくと富士山の勇姿は隠れて見えないが、河口湖を眼下に見下ろして気分がいい。
それでは情緒ある天下茶屋で昼食だ。食事メニューは少なくて、ほうとう2種類とそば1種類。とろろきのこそばを注文した。
正直言ってしょーもないのが出てくるのも覚悟していたが、予想外になかなかに美味しい。とはいえ、違ったら悪いけどこの蕎麦とツユの感じは冷凍もののような気がするな・・でも残念な出来の自家製出されるよりはよっぽどいいか(^_^;) 今度訪れた時にはほうとうを頼んでみよう。ちょっと時間待つことになるけど。
再び峠道を快走してR137に戻り、R20バイパスへ。勝沼から塩山フルーツライン〜R411〜柳沢峠〜丹波渓谷と定番のパターン。柳沢峠はほんと涼しいなあ。気温23℃だって。ちなみにさっきの山間の国道で29℃前後だった。
そしていつもの三頭橋たもとのドライブイン前でまったりドリンク休憩。
15時を回って、ぼちぼち周遊を通って帰ろうか〜・・と思っていたところになんとヒルツさんが登場。ご無沙汰です!ヒルツさんもちょうど帰り道ということで、途中まで久々のランデブー走行とあいなった。すごいタイミング、最後の最後でびっくりしたなあ。