06/09/19(Tue) [長年日記]
▼ 朝駆けと巾着田
雨で退屈な休み、昼時にビールを飲んでいつの間にか眠ってしまった。
深夜になって外に出てみると空に月と星がくっきりと瞬いていた。
まるで冬のようなクリアな星空。
東には早くも冬の星座の象徴ともいえるオリオン座が昇っていた。
そんなわけでR299へ夜走りに出かける。
エンジンの調子を見がてら軽く流して、芦ヶ久保でコーヒーでも飲んで帰ることにしよう。
10w-40にしたのが利いているのか、始動と冷間時の吹けがいつになく軽やかだ。
走り出してみるとギアの入りも少し良くなった感じ。
2速からニュートラルに入りづらかったのが改善されている。
連休明けのためか、トラックを始めとして車が多く非常に走りづらい。
あまり無理をする気にもならず、なんとなく後ろに着いたまま道の駅あしがくぼまで来てしまった。
例によって正丸トンネルを抜けると路面に濡れた痕が残っていた。
空もすっかり雲に覆われて、さっきまでの星空は見えない。
山間の冷涼な空気の中で何をするでもなく時を過ごしているうち、東の空が白んできた。
帰り道がてら、日高の巾着田に寄っていくことにした。
公式サイトによれば、ポツポツと早咲きの曼珠沙華が咲き始めているということだった。
一昨年には無かった駐車場への順路がきっちりと仕切られていた。
敷地内は昨日までの雨でぬかるんでいるので、バイクの足回りはドロドロである・・
看板には2分咲きとあったがどうしてどうして、区画によってはすでに見頃の花も多い。
散策路を歩きながらカシャカシャとシャッターを押しまくる。
早朝の薄暗い光での手持ち撮影はなかなか厳しいものがある。
LX1はノイズが酷くなるのでISOはあまり上げられないし、シャッタースピードが1/10秒以上ともなると手ブレ補正もまず役には立たない。
俺の他にもアマチュアカメラマンたちが早朝の曼珠沙華を狙っていたが、当然のことながらほとんど三脚持参である。
気温がグングン上がっている。
あまりの快晴っぷりに、帰る気がすっかり失せてしまった。
こんな天気で走らないなんて、そりゃぁなんという愚挙!?
午後から仕事があることはこの際頭から追い出す。
とりあえず鎌北湖に向かう。
この時間、幹線道路は混んでいるだろうから、聖天院〜高麗神社の裏道を使った。
そのままの勢いでグリーンラインへと突入。
さすがに林道の路面はほとんどの区間が濡れたままなので、タイヤを滑らせないように慎重に走らざるをえない。
とはいえ、走っていると湿った緑の清涼な空気が肺の中に充填されまくるので、たいへん心地良い。
視界の開けた眼下に武甲山の雲海が見えた。
大野峠に出た頃、空腹を覚える。
せっかく来たのだから蕎麦でもうどんでも食べたいところだが・・
しかしこの時間ではなかなかやっている店は無い。どうしよう?
名栗に抜け、有間ダムで体を伸ばし、軍畑から奥多摩へ。
久しぶりにのんきやのラーメンを食べて帰るつもりである。
が残念、まだ営業していなかった('A`)
仕方がないので周遊から檜原街道に抜けてどこか食堂に入るつもりが、あいにくどこも営業前だ。
結局地元まで戻って、藤店うどんに寄る。
今回は一番人気の肉汁うどんに挑戦である。
これはたしかに美味い。
俺は豚肉があまり得意でないので、気前良く盛られた肉に最後の辺りちょっと気持ち悪くなりかけたが(^^;
さて、これから仕事仕事。