06/09/10(Sun) [長年日記]
▼ クラッチが切れなくなる
明日以降雨続きの天気になるようなので、朝方から軽く走りに出かけた。
走り出してすぐ、クラッチのつながりがいつもよりだいぶ手前になっているのに気づいた。
つまり、思い切りグリップ近くまで引かなければ完全に切れないのである。
先日のクラッチフルードの交換の際にエアでも噛ませてしまったかと思いつつ、だましだましR299の入口、日高までたどり着いた。
ちらほら彼岸花が咲き始めた巾着田の信号で、行く手(正丸方面)の上空に真っ黒い雲がかかっているのが見えた。
バイクも調子が悪いし、体も治りかけだし、にわか雨の不安も出てきた・・
これは引き返せという知らせだな、と判断して宮沢湖方面に折れ、家に引き返す。
家まであと少しというところで、クラッチの異常が顕著になった。
レバーを握ると一度はなんとか切れても、そのまま保持しているとググッと勝手につながっていってしまうのだ。
危ないことこの上ない。
あそこで帰る判断をしていなかったら、出先で相当面倒なことになっていたはずである。
なんとか帰宅し、すぐ整備に掛かる。
レリーズシリンダーのシール抜けはよくあることなので念のためチェックしてみたが、ダメダメな純正と違ってさすがはアエラ、まったく異状のカケラも無かった。
アエラのレリーズは本当に素晴らしい。
次に念入りにエア抜きを行なうが、どうもフルードが逆流している?
レバーを握ってレリーズにフルードを送ると、その分リザーブタンクの水位が下がるわけだが、レバーを握ったまま軽く揺すると、なんとありえないことに水位が上昇していくではないか!
原因はマスターシリンダーのシール破損だった。
汚れたフルードを交換した際にダストを噛ませてシールを痛めてしまったのかもしれない。
やはり汚れやすいクラッチ側のシールはかなり痛みやすいらしい。
ということで、しばらくドカには乗れなくなってしまった。