07/05/14(Mon) [長年日記]
▼ 残雪の志賀草津道路 満喫
さすがに昨日たっぷり休んだので、今朝は目覚めが良い。天気も上々のようなので久しぶりに出かけよう。
秩父へは最近頻繁に行っているし、交通安全運動週間の奥多摩なんて超危険牌であるからちょっと行く気はしない・・今日はもうちょっと遠くへ遠征しようとネットの情報を物色していると、長野の山田温泉がビビッ!と頭にヒットした。場所は万座温泉にほど近い。運が良ければ志賀草津道路にまだ雪の回廊が残っているかも・・
それでは志賀草津道路から山田温泉を今日の目的地とする!^^
そこそこ距離のある目的地の場合、まず高速を使って一気に目的地まで跳んでしまい、ワインディングなどを走り継いで戻って来るのと、逆に下道でじわじわと目的地に向かい、帰りは高速で楽に、という案が考えられるが、俺は前者のパターンが多い。特に有名なスポットなんかだと日中はたいてい混雑するのでなるべく空いている早朝に回しておいて、後は交通の少ない山道を選んでマイペースで楽しんで帰ろうというものだ。
しかしながら今回はワインディングを北上して志賀草津を目指すルート設定となった。というのは途中の二度上峠を倉渕から上りたいからにほかならない。反対に北軽井沢から倉渕に向かうルートでは爽快感が段違いなのである。
午前5時出発。
朝の空気はまだ肌寒く、ジャケットの下にサーマラップを着用。グローブは冬用だがメッシュグローブも持った。
R299をずんずん進む。6時、秩父市街を抜け小鹿野。7時、志賀坂峠を越え下仁田町へ。
▲志賀坂峠から秩父方面を見下ろす
県道51号に折れて妙義山を左手に見ながら松井田に出る。密かな好ワインディング県道33号を北上、倉渕から県道54号にて二度上峠に上っていく。尾根下を走る橋脚の高規格セクション、その後緩やかに高度を上げるつづら折りともに超爽快だぜ!やっぱりこっち側からのエントリーにして良かったな^^ 浅間山の姿もはっきり見える。
峠からの下りも気持ち良く快走し、北軽井沢交差点を直進。
県道235号は別荘地とオシャレなカフェ、レストランが立ち並ぶ樹林の中の道だ。一度はこんなところでゆっくり避暑してみたいね。
鬼押ハイウェー交差点を通過、つまごいパノラマラインを北上。
高原畑を走る快適な広域農道である。万座ハイウェーの下をくぐり県道59号に突き当たる。
かくして草津までやって来た。時刻は9時半。まだまだ余裕のスケジュールだ。
志賀草津道路にエントリー。
新緑に白い残雪がブチのように点在する風景はこの時期だけのもの。良いじゃありませんかぁ! 思えば秋口にしか来たことがなかったな。念願の雪の回廊も薄汚れてるしこじんまりとしてちょっとわびしいけれど体験できたよ。
渋峠を過ぎ、トンネル部の凍結に注意して進むと、幸いもう路肩付近に残るのみで走路への影響は無かった。
さて、そろそろ横手山ドライブインで休憩・・したいのだが、先日書いたとおり現在うちのドカにはサイドスタンドがついていない! よって駐車場に停められない^^;; ではどうするかというと、ハンドルを塀や電柱に寄りかけて停めるのである。スカイレーター前の駐車スペースが壁際だったので、そこに停めることにした。
今日はついでに山頂に登ってみよう。スカイレーター+リフトで往復900円と少々おたかいが、有名な雲の上のパン屋さんに一度は行ってみるのも悪くない。
スカイレーターはトコトコとひたすらのん気に進む。正直多少じれったい。でも年配のお客も多いからこのくらいの速さでないと無理なのかもな。
▲だいぶ登ってきた
リフトに乗り継ぐ。山から下ってくる対面のリフトを見て帰りのことを考えると恐ろしい・・(高所恐怖症)
後ろのリフトにスキー客が一緒に乗ってきていた。なんと!5月半ばでもまだこの辺は滑れるんだねぇ。自分は雪の無い道をバイクで来てるからなんだか不思議な感じがする。
山頂に着くと一面雪。日が反射してまぶしっ!>< サングラスがいるな、こりゃ。
とにかくまずは腹ごしらえしよう。
スキー場のロッジ然とした山頂ヒュッテに入って、きのこ雲セット(1,500円)を注文。
カップの上に乗った焼きたてパンをほじっていくと、中にはあつあつのクリームシチューが。パンもコーヒーも美味しかった。
リフトの発着所の2階に設けられた展望台からの眺め。
遮るものがないパノラマが広がる。とはいえ、ここまで登らずとも志賀草津のスカイライン上ならどこでも絶景は楽しめるわけだが^^
残雪を輪っかに冠した山なんか、今にも映画の配給会社のロゴが飛び出てきそうな感じだよなぁw
下りリフトの乗車中を恟々として過ごし、下界に辿り着いてホッと人心地。乗っている時間ほとんど目をつぶっていたのは内緒だ^^
バイクが倒れていないか心配だったが無事であった。最終目的地の山田さん温泉を目指す。
熊の湯の先で折れ、県道66号から県道112号を回って戻って来るつもりだったが、残念ながら山田牧場近辺は今月末まで冬季閉鎖だった>< 引き返し、万座温泉に下りて112号から向かった。
山田温泉に到着。
電柱脇にバイクを停めて温泉街中心にある大湯に浸かる。
近年建て替えられたものということだが木造の雰囲気の良い建物である。脱衣所、浴場も木がふんだんに使われている。
入湯料300円という共同浴場なので、シャンプーや石けんは置いていない。ただし洗い場が3ヵ所あって、カランが木製のちょっとした水門風仕掛けになっていて凝った趣向。湯は無色透明で薄っすらと硫黄臭がある。
湯船は大きな44℃のあつ湯と、隅にこじんまりとした40℃のぬる湯がある。60数℃の源泉に加水して温度を下げているので当然温泉成分はあつ湯の方が濃い。もちろんどちらも掛け流しだ。
ぬる湯好きの俺だけど、どうせなら大きな湯船でゆったり浸かりたいよな。タイミング良く今は俺ひとりだけだし・・そこで備え付けの板でたっぷり湯もみしてから浸かると、沈殿していた湯の花が大量に舞った。気持ちイイ〜♪^^
それでも熱いのには変わりないので俺にしては短めの入浴タイムを済ませ、外の東屋で休む。ちゃんと温泉客が休める場所を作ってあるのが良いな。日帰り湯だって湯上りにはちょっと休憩したいもんね。ちなみに東屋の一角には足湯もある。
こんなゆったり時間が流れる温泉街に一度泊まりたい・・けどさすがにどこも1万越えとおたかい・・>< 「一泊二食付6,500円」の張り紙のある民宿が1軒あった。この辺がリーズナブルかな?
真昼の陽射しと温泉で体の中から外からすっかり暖かくなったので、サーマラップをたたみ、メッシュグローブに着け替える。ジャケットの下はクールマックスの長T。
では帰路に着きましょう。
また細くてクネクネの県道112号を戻るのがおっくうで、そのまま66号で須坂まで下りた。
ガソリンの残量が少なかったので即スタンドを探す。俺はなんとなくうざったくて好きじゃないが、バイクが自立出来ないため今回はまたがったままで給油してもらう。
須坂市内で戸隠仕込みという蕎麦屋の看板を見かけ、午後2時を回ってちょうど小腹が空いたので寄ってみた。
国道から少し住宅地に入ったところにある高井野という店である。
色白のもりそばはすっきり細切りで程々にコシがあり、風味も良い。つゆもまろやかでたいへん合っている。ただリピートしたくなる程の個性は無いかも・・
須坂からR406を南下、菅平を過ぎ鳥居峠を越えてパノラマライン南ルートに折れた。車の後ろを金魚のフン状態で着いて行く国道は退屈で辛いが、1本折れると爽快激走ルートが広がっているのがありがたい。
この後軽井沢から下仁田に下り、上信越道で帰宅。当初考えていたより下道を多く走った。
正直温泉入った後にはとっとと高速使って帰りたかったけど、峠道を走ってたらなんだかまた気分が盛り上がってきちゃったんだよね。
余談になるけど、下仁田IC入口でカードの挿し忘れかそれとも間違えて入っちゃったのか、ETC専用に入った前の乗用車がバーが開かずにつっかえて、後ろの大型トレーラーから散々クラクションと罵声を浴びていた。バックするのは無理そうだったから、職員にバーを開けてもらうまであの怒号は続いたのだろうか・・
▼ チェーン注油など
ツーリング後の整備を行なう。
クラッチ板を交換したばかりなのに、まだアクセル全開時に滑っているような気がしてしょうがない。
思い当たることを上げていくと最終的に気になったのがクラッチSP(スプリング)。ヤフオクで買った中古のハウジングを交換した際に一緒に着いてきた社外品の軽量強化SPだ。バネレートを変更して圧着力は落とさず操作感だけを軽くしてあるというものだが、どうも原因がこれくさいので純正に戻す。これで滑り感が解消すれば良いが。
チェーンが伸びているようなので清掃と注油、張り調整。EGオイルの注ぎ足し。
クラッチレバーの切れが近いせいか、どうも今日はシフトダウンの時にギヤの入りが悪い時があった。最終的には一瞬シフターの爪がまたドラムに噛みそうになったくらいである。早くもオイルが劣化してしまったのか。まだ1,000kmしか走っていないのに・・
(走行79300km)
行ってきましたか志賀草津<br>残雪も見れてよかったですね<br>サイドスタンドがない??
kazeさんの時みたいな綺麗な雪だったらもっと良かったのにな〜^^<br>あの辺の温泉は硫黄の匂いが気持ち良いですね
山田温泉良さそうですね、今度自分も行ってみたいです。<br>横手山も登ると面白そうなんですね。<br>サイドスタンド無しでは本格レーサー仕様じゃないかい?<br>また、いっしょに走ろうやね。
行きましょう行きましょう<br>魅力的な湯がたくさんあり過ぎて次はどこに入ろうか迷います<br>さすがにハシゴはしんどいしなー
あははー、鉄人加曽利さんじゃないから、つづけて何湯もはムリ(笑)<br>私はね、那須の北温泉に一度行ってみたいと思っています。<br>行ったことありますか。
去年の秋に入りそこなった湯です<br>甲子から下ってきたら有料道路の分岐点に「北湯温泉→」の看板がありまして<br>(む?似てるけど「北温泉」とは違うよな)と思ってスルーしてしまったのです^^;<br>今度ボルケーノハイウェイを走る時浸かって来ようと思ってます