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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

12/05/31(Thu) [長年日記]

D-28 ナット交換

今日D-28の枯れた音を楽しんでいて、指弾きした際のプレーン弦の鳴りがもうちょっと欲しいな、と思った。ドスンと来る低音はものすごく気に入っているのだけれど、ソロギター的な曲では注意しないとややメロディが埋もれがちになる。

効果があるのかないのかわからないが、ナットを交換してみることにした。というか・・

ナットは中古で買った時からオリジナルのミカルタ(樹脂)ナットが付いたままだ。これの弦溝が深いのが気にはなっていた。だいぶ年季が入った色になっているので、削ってしまうとそこだけ地の白色が出てアンバランスになってしまう。そこでギターから外して削ろうとして叩いたら、強固に接着されていたナットの一部がスロットに残って欠けてしまった。必然的に新たにナットを作る必要に迫られたというわけ。

スロットに残ったナットの欠片と接着剤。

色の濃く見える部分が接着剤の痕。細工ノミで注意深く綺麗に取り除く。凸凹があるとナットの密着性が低くなってしまう。

無漂白牛骨で作ったナットとオリジナルのナット。オリジナルナットの弦溝の深さがわかる。しかもヘヴィゲージでも収まるほどの溝の広さだ。前のオーナーは相当のパワーストローク系だったのだろう。

新しいナットで雰囲気がだいぶ若返った。もちろん溝切りは1弦を内側に、6弦を外側にオフセットしたので、俺の太い指には狭めのネック幅ではあるがかなり弾きやすくなった。

Tags: 音楽

 

同時に新品の弦に交換したので正確な音の変化は較べようがないが、実音の輪郭と力強さが増したように思う。硬質な弦鳴り感はまだたっぷり残っているものの、巻き弦の響き方にはじけるような軽やかさとまろやかさが加わって好みの方向に近づいた。ミカルタのナットはパフパフな材質だし、接着剤もこれでもかと塗られていたので、振動の伝達はかなりロスしていたはず。

後は指弾きの時にどうしても1弦だけ音量が不足していてメロディが弱くなってしまうので、それさえ改善されたら全くもって申し分ない。サドルの低さが原因かもしれないので今度サドルをいじってみることにする。


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