15/03/13(Fri) [長年日記]
▼ ピックアップコイル交換
準備が整ったので、いよいよピックアップコイル(イグニッションセンサー)の交換を行う!タイミングベルト、クラッチハウジング交換はオイルラインの外側だったからまだ気が楽だったけれど、そこからまたちょっとだけ深部へのチャレンジだ。
今回のキモはいかに上手いこと液状ガスケットの処理を出来るかにある。ダメな仕上がりはすなわち即オイル漏れにつながってしまう。
まずはオイルを抜く。ちょうど交換時期だったので真っ黒だった。
ジェネレーターカバーを外す準備をする。Fスプロケカバーやクラッチレリーズ、シフトロッド、オイルラインなど色々と外さなくてはならない。バッテリーのマイナスも一応外しておいた。
カバーのボルトは場所により長さが異なる。位置を模してダンボールに挿しておくと間違いがない。笹島さんから教わった小技。
シャフトのセンターにM8ボルトを挿しておくとプーラーを使った時にシャフトを傷めない。これも教わった。感謝!
バランスプーラーをセット。サイドスタンドを外し忘れている。
センターボルトを締め込んでいくと、パキッと音がした後ヌルヌルと外れてきた。内部に残ったオイルが少し出てくる。
外れたカバー。オイルや塵は後で全て洗い流す。
内部とご対面。
カバーとケース両者の合わせ面に残ったガスケットの残骸をスクレーパーでキレイに取り去る。
その後オイルストーンで平面を出す(これも戴きモノ)。クリーナーでカスを除去、脱脂して装着待ち。
スクレーパーもそうだけど、動かす方向は外周沿いに。中心から外方向やその逆はオイル漏れの経路を作る危険性がある。
問題のピックアップコイルを取り付ける。位置がズレると点火タイミングが狂ってしまう。慎重に元通りの位置へ。
ギアを入れてリアタイヤを回しセンサー位置を合わせ、エアギャップを指定の0.6〜0.8mmに調整。
取出部は内側から液ガスでシール。液ガスなんてめったに使わないから、お手頃な使い切りの量のキタコのKC-167を使用。
実は今回一番手こずったのは外側のプラグのシールにハーネスを通す時。保護チューブの太い部分がなかなか入ってくれなかった。
ついにカバーに液ガスを塗る作業。初めてなので加減がよくわからないが多過ぎず、少な過ぎず…圧着の際の内部へのはみ出し防止で内側は少し残しておく。
すばやくカバーをケースに装着する。シャフトになかなか入っていかずに少し苦労したが、なんとか無事に装着!液ガスのはみ出しも最小限だった。逆に言うと塗りが不足している箇所があったら漏れる可能性もある、ということ…こればかりはオイルを入れて実際にエンジンを始動してみないとわからない。怖いなあ…!
ともあれ、これにて作業は完了!!ガスケットの完全硬化を待ってオイルを入れるのは3日後にする。はてさてどうなるか…
(走行:43,400km)
はじめまして、いつも、参考にさせていただいております。今回、私も同じ症状なので、ピックアップコイルを変えことにしました。同じようにして、開けたのですが、スタンドが邪魔して、まだ、カバーが外せな状態です。ご質問は、この後ですが、点火時期が狂わないように、取り付けどいう部分で、ギヤを入れて、何を合わせるのでしょうか?お時間あったら、教えてください。rickotaka720@gmail.comです。よろしくお願いいたします。
前回、コメントさせていただきましたが、お読みいただきましたでしょうか?実は、お答えが無いので、他のブログなどを探しておりますが、まだ、方法が見つからず、作業は、止めたままです。素人のくせに、ケースを、開けるという重整備に挑戦したのが、間違いでしょうか?びびって、先に進めません。